
【動画あり】一人客もウエルカム!カウンターのみの焼肉店 YAKINIKU COWSI(中央区渡辺通)
「焼肉を食べたいけど一人だ」
という時は、迷わず「YAKINIKU COWSI」へ。
店内はカウンターの6席のみで、
各席に炭と焼き網が据え付けられ、
夜は目の前でスタッフが焼いてくれます。
しかも、好きな部位を1枚から頼めるのです。
お通しがやってきました。
ズッキーニのナムルは薄く、シャク、とした歯触り。
ごまの香りが良く、塩分は控えめで、
ナムルに「品がいい」と思ったのは初めてでした。
まずはおすすめ8品が味わえる「お任せ8品」(2100円)と
瓶ビール(550円)を頼み、
ここから追加注文を考えることに。
まるで寿司店にいるかのようだ……
1品目の厚タンは、マンゴーのようにカットされていて
焼き上がりは花が開いたかのよう。
ネギと昆布を混ぜて粉にした特製の薬味で食します。
厚いだけに肉汁がじゅわーっとあふれ
昆布の旨み、ほんのりとネギの香りが肉を包みます。
この組み合わせが、いい。
ちなみに肉は、九州の各地からオーナーの目利きで
仕入れているそうです。
焼いた直後にまな板で2つに切り、
焼き網の隣の皿に載せてくれます。
まな板も皿も、1品ごとに拭き上げ
いつもピカピカなのは見ていて清々しい気分になります。
次に赤身。肉の味わいがしっかりとしているので、
ワサビの香り、辛みがぴったり合います。
ここでもう一杯。
ビールの次は瞬間冷凍サワーにしました。
福岡県産キウイ(450円)はシャリシャリの氷が入り、
スッキリ、サッパリ、肉との相性もいい。
さらに謎肉。
あばらについている肉で1頭から少量しかとれません。
市場に流通していなくて名前がないため
「謎肉」と呼んでいるそうです。
こちらは醤油漬けのショウガで。
謎肉はサシがしっかりと入っているので、
これくらいキリリとした薬味がちょうどいい。
アブシンはシンプルに塩と
刻んだラッキョウを添えて。
脂ののった小腸はビリリとしびれる山椒で。
舌にまったりとまとわりつくようなミノは
海苔の佃煮とともに味わいわいます。
部位ごとに薬味が全く違い、
そのどれもが「この薬味がベストだろう」と思える塩梅。
まるで寿司のように1枚1枚丁寧に、
タイミングを見計らいながら焼いてもらえるのも
うれしいものでした。
フィナーレの華々しさよ。
サムギョプサルは、豚肉と一緒にキムチも1枚あぶります。
サンチュに生のキムチ、豚肉、焼いたキムチを挟んで
ぱくっといただくと、焼いたキムチの香ばしい風味がたまらない。
お酒は日本のワイン(500円)をオーダー。
さらに、これよ。ミスジのすき焼き風。
アラカルトなら、この一品はぜひ頼んでほしい。
タレにくぐらせた薄いミスジを網の上でさっと炙り、
うずらの卵を落としています。
肉はやわらかく、甘辛いタレと卵が合わさって
ああ、もう。口の中から、なくならないでほしい。
単品では420円です。
肉の旨みと向き合う6品に加え、最後の2品が華々しく、
コース料理を味わったかのようでした。
ここで終わるわけがない。
さらに追加注文を。
ワインは重めの赤ワイン(700円)にして
鉄板DEレバニラ(400円)を頼みます。
楽しそうな笑い声は隣の4人のお客さん。
一人で行きやすい焼肉店なのだけど、
蓋を開けてみれば夜は2人連れの客が多かったそうです。
いいの。
焼くの。
一人でも隣の方とおしゃべりして楽しく過ごせましたよ。
すじをきれいに取り、
サイコロ型に切ったレバーはミディアムレアな仕上がり。
レバーの香りがいいんです。

さらに辛麺(400円)。
甘みがあり、澄んだ味わいの牛テールスープに
唐辛子が効いています。
が、辛みよりも牛テールスープの深みが際立つ。
やさしい味わいでした。
と、言っていたら、特別に残りのスープを
激辛に仕上げてくださいました。
青唐辛子とニンニクが主張する一品へ早変わり。
汗が止まりません。
肉といい、一品料理といい、目の前でつくって
提供されると「私だけのもの!」という気持ちが
かなり高まります。
次はどう食べようかな。
ええ、もちろん、一人で。思いっきりわがままに。
■店舗情報
店名 | YAKINIKU COWSI |
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ジャンル | 焼肉 |
TEL | 092-724-4400 |
住所 | 福岡市中央区渡辺通5-15-6 |
交通手段 | 地下鉄天神南駅から徒歩5分 |
営業時間 | 12:00~OS14:30、18:00~OS23:30 |
定休日 | 日曜(祝日の場合翌月曜) |
