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19時前から23時過ぎまでずーっと満席! “ライブ感”のある小倉のビストロ ユキオントコ(北九州市小倉北区魚町)

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  2018/01/25   ※記事公開時の日付です

19時前で12席のカウンターはすずなり。
奥のテーブルも満席。
それがずーっと続くんです。
2回転して22時過ぎには団体客が入って23時過ぎまで。


旦過市場のすぐそばにあるビストロ「ユキオントコ」は、
オーナーシェフ・ユキオさんの名前から店名が名付けられています。
「ユキオントコ行こうよ」と気軽にフレンチやイタリアンを
楽しんでほしい、という願いが込められているそうです。
週末に入れたらラッキー。

一杯目からサプライズ

スパークリングのデュックドパリ(600円)を頼んだところ…

こぼしスパークリング!
ワイングラスがひたひたに浸かっているのは初めて見ました。
こういう演出が嬉しい。
ちなみにワインはボトル2000円から。
すべて原価プラス1000円なのだそうです。

メニューを見ると、肉の価格がグラム単位で書いてあります。

トモサンカク 19円/グラム
シンシン 15円/グラム
カメノコ 15円/グラム

塊肉をじっくり焼くステーキは40分ほど時間がかかるとのこと。
あらかじめ切り分けられ、グラム数を書いて
かごに盛られた肉の塊の、好みの部位を選びます。

サシが多いのは
トモサンカク>シンシン>カメノコ
で、シンシン200グラムを焼いてもらいました。

前菜は肉が行進している!


お通しは「鶏ナンコツのアーリオオーリオ」(単品で頼むと500円)。
やわらかな身を少しだけまとったナンコツはコリッコリ。
ふるふるのジュレソースはシンプルな塩味で、
鶏のうまみもはらんでいます。胡椒がピリッと効いてお酒が進む!


前菜4種盛り合わせ(1人前500円、2人前から)は
酒飲みにはたまらない一皿。
左からパテドカンパーニュ、メス鶏白レバーのムース、
鶏ハム、ラタトゥイユで、一切れが大きいのです。
パテドカンパーニュは少しだけ入ったレバーが香りよく、
肉が力強いのです。周囲にベーコンが巻いてあって
味わいの違いが楽しめます。赤ワインが合いそう。

魚介のデコレーションケーキ


海老とホタテとアボカドのサラダ(780円)
ねっとりとクリーミーなアボカドに、ぷりんとした海老、
歯ごたえのあるホタテと食感が楽しい。


黒板に「本日のお宝グラスワイン」を発見!
「お宝」と書くとわくわくしますね。
いい予感しかない。


サンタアリシア・シャルドネ(600円)を頼みました。
キリッとして果実味があり、後口がかすかに甘いシャルドネが、
アボカドと良く合います。

いよいよお出ましになりました。


シンシン200グラム(15円×200g=3000円)です。
肉の肌はつやっつや。見てわかるほどにしっとり。
脂はほんのり甘く、身はやわらかく、
後口はさっぱりして1枚で満足しそうです。
……しませんが。


つけあわせはオリジナルのジャポネソース、
わさび、マスタード、岩塩。
わさびは自分ですりおろします。
すりおろす作業がまたおいしさを増しているのでしょうね。


たまらず赤ワイン、ジャンティモン・ルージュ(500円)追加。


で、このジャポネソースがとんでもない。
思わずソースだけいただいたほど、とまらないんです。
たっぷりのすりおろしタマネギの甘み、爽やかさ。
それにしょうゆ、ビネガーでしょうか。
深みがあるのでほかにもいろいろと加わっているはず。
肉の旨みを引き立てます。
思い出すとよだれが。

このソースのためにフォカッチャ追加。


注文が入る度に……


目の前のパウンド型から
切り出してくれる、珍しい形のフォカッチャです。
ローズマリーが香って、きめ細かく、これもいい。


そして牡蠣(500円)。
生と蒸しがあり、蒸していただきました。


キッチンで湯気が立ち上ると
「あ~あそこで今牡蠣がじっと待っているんだな」
なんて想像して、ワインがおいしい。
身から出たスープもパンで余すこと無く
いただきました。ごちそうさま。


一皿ずつにときめくアラカルトは
ほとんど1000円以下なのです。

なんてことだ。
次に行くときが楽しみでしようがありません。
また、ユキオントコ行こう!

奥永智絵

ライター・エディター

■店舗情報

店名 ユキオントコ
ジャンル イタリアン、フレンチ、ビストロ
TEL 050-5594-2175
住所 北九州市小倉北区魚町4-2-5 1F
交通手段 旦過駅から徒歩3分>
営業時間 11:30~14:30、17:30~L.O.22:30、金、土、祝前日L.O.24:00
定休日 火曜

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