旅行や日々のグルメ探訪に！ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

「らーめん おいげん」の魅力とはいったい何なのか。

デフォルトのラーメン（650円）は、14時までならプラス80円で白ご飯か半チャーハンがつく。迷わずチャーハンを追加。

ええ、いいんです、太っても。カウンターに座って、じゅうじゅうとチャーハンを炒める音を聞きながら、店主の津曲さんと世間話を。「すもつ」や「梅くらげ」など、常連さんのリクエストだというお酒のアテを増やしたことや、鶏ガラでとった「中華そば」の話を聞いた。

ラーメンはというと、豚頭を砕きながら煮込むというスープは濃厚でとろとろ。加水率低めのストレート麺に、甘めの九州醤油をバシッときかせた、まっすぐで力強いトンコツラーメンだ。

味はもちろんのこと、注文してから炭火で炙ってもらえるバラ肉のチャーシュー、それからなんといっても、ちょっぴり小さめの器がかわいらしくて好きだ。あっという間にスープまでからっぽになった。

隣に座っていたのは、おそらく中国人であろう学生男子2名。坊主頭に素っ気ない黒のブルゾンを羽織っていて、ニキビ顔。チャーハンの上に、紅しょうがと辛子高菜をガッツリと散りばめている。
チャーハンをちらし寿司みたいに食べるスタイルは新しいなあ。もしかしたら、けっこうおいしいのかもしれない。

安永真由

ライター／ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー／卵料理／純喫茶／洋食／古い店／お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。