
大晦日の恵味うどんに並んでみた 恵味うどん(中央区薬院)
2017年、残り11時間。
こんにちは、私です。
2017年12月31日 13:00。
「恵味うどん」が無性に食べたくなり、駆けつけました。
12時を過ぎると麺がなくなっていることも多い店。
この日はまだ終わっていませんでした。ラッキー!
私の前には7人が並んでいます。
ギター型スピーカーから流れるジャズを聴いて待ちました。
ギターの台になっているのはうどん釜。お正月仕様になっていてわかりにくいですが……。
店主・一ノ宮さんは香川で麺づくりを学び、伯母の恵美さんが営んでいたこの店に帰ってきたのだそうです。
その時に四国の知り合いから譲ってもらった釜が店に入らないので、表に置いています。
やっと!
待つこと30分、やっと席に着きました。
「恵味うどん」の名物、鶏肉がゴロゴロ入ったつけダレでいただく「とりおろしうどん」(650円)にするか、
木村カエラさんのお気に入りだという「あげちくうどん」(550円)にするか……。
迷った末に。
牛肉・ごま・大根おろし・かつお節・おろしショウガが入ったダシに
ナス・カボチャ・ニンジンの天ぷらが乗った「よりどりうどん・熱」(650円)に
「ごぼう天」(120円)を追加トッピング。
フチぎりぎりまでおつゆがせまってる!
「恵味うどん」の特徴は、この麺。
讃岐うどんでもなく、博多のやわやわうどんでもない、平べったい細麺です。
一ノ宮さんが香川で学んできたうどんは博多の人には太く、ゆで時間も長すぎました。
コシを残しつつ、お客さんに受け入れてもらうため試行錯誤をした結果、当初の1/4ほどの細い麺に辿りついたそうです。
透き通った麺はコシがあるのに、つるんむにゅっと舌にまとまって、心がほっとする柔らかさ。
昆布とカツオのダシに、崩れるほど柔らかい牛肉がたっぷり入っています。ゴマが香ばしい~!
半分ほど食べたところで、ごぼう天を投入。
「恵味うどん」のごぼう天は井の字に組んであります。
太いごぼうをあらかじめダシで煮てから揚げているので、かじるとホクホク。
なぜ、途中で入れたのかと言うと。
ここのごぼう天は組んであるので、衣が多いんです。
そこでうどんも具も減ってきたところにごぼう天を入れて、おつゆを吸わせる!!!
あまーいおつゆを吸ったとろとろの衣をひたすら食べて、お腹から全身に幸せが満ちていく……。
ああ、いい一年だった。悪いこと全部忘れた。
この日に恵味うどんに来たくなる意味
私がうどんを注文してごぼう天の衣を食べきるまでの間。
お客さんが次々に「今年もお世話になりました」「来年もよろしく」と店員さんに声をかけていくのです。
一人で来ているおばあさん、親子3代で来ているであろう家族。
派手な金髪のお兄さんも、みんな店員さんと1年を振り返る挨拶をしていたのでした。
もしかすると、私以外の全員が挨拶していたかも。
2017年の終わりにここに来てうどんを食べて、ほっとしたくなったのは私だけではなかったようです。
来年も、たくさん来ます。
■店舗情報

店名 | 恵味うどん |
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ジャンル | うどん |
TEL | 092-521-1003 |
住所 | 福岡市中央区薬院3-7-15 |
交通手段 | 地下鉄薬院大通駅より徒歩10分 |
営業時間 | 11:00〜21:00 ※麺がなくなり次第終了 |
定休日 | 木 |
