旅行や日々のグルメ探訪に！ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

メニューをリニューアルした新生「Mon an」で頼んだもの。

「青唐辛子のオムレツ」（900円）

まずは、前から好きだった「青唐辛子のオムレツ」。

ふわとろオムレツの中に、カットした激辛青唐辛子が入る衝撃のメニューです。フレッシュな青唐辛子にパルメザンチーズ、こぶみかんの葉。この個性的な組み合わせを成立させているのが、まさしくモンアンらしさというか。

生まれ変わったのになつかしい。そんなセンチメンタルな気分でワインも進む、進む。

「ファラフェル」（700円）

さらに、大好きな「ファラフェル」を見つけて、たまらず注文。中東風ひよこ豆のコロッケです。昔、パリのマレ地区にある名店「L‘AS DU FALLAFEL（ラス・デュ・ファラフェル）」で食べたあの味がなつかしいなぁ……。

なんて思いながら食べていると、あれ？

この味、まさにあのパリの名店の味ではないかしら。衣の具合もよく似てる。

自家製のハリッサをつけながら

店主のリリーさんに聞いてみると、なんとリリーさんもファラフェル好きで、「ラス・デュ・ファラフェル」の大ファンなのだとか。名店の味にオマージュしたレシピなのだそうです。

おしゃれだけど雑多な場所にある、あの緑の外観の「ラス・デュ・ファラフェル」より、見た目も味もずいぶん洗練されてはいるけれど。まさか福岡であの味に再会できるとは思いもしなかった。不意をつかれると、パリで目にした遠い昔の光景が一瞬で目の前によみがえってくるもので、ちょっぴりせつないな。

※記事の内容は取材時点のものです。

安永真由

ライター／ディレクター

大衆酒場から高級ガストロノミーまで愛する主義。辛いものを食べるときは汗だくになります。