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【テイクアウト】中国料理の老舗「福新楼」で名物・博多皿うどん&驚きのからあげ! 福新楼(中央区今泉)

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  2020/05/03   ※記事公開時の日付です

中国料理の老舗「福新楼」でテイクアウト

福新楼の皿うどんが食べたくなって、テイクアウトの注文のために電話を入れる。

 

電話に出たフロントのスタッフさんは、受け答えが実にスマートで気持ちいい。これは今日に限ったことではなくて、いつもだいたいそういう印象を受ける。こっちも背筋がピンと伸びるような。

 

「博多皿うどん」をひとつ、それから「スパイシーからあげ」を2個ください。昼間、仕事の合間に食べるつもりだったので量としてはこのあたりが限界だろう。受け取りの時間を伝えて電話を切った。

 

国体道路からすぐ

 

13時半、店舗に商品を取りに行く。フロントで料理を受け取って、意気揚々と店を後にした。

 

持ち帰り用の袋がかわいい

ボリュームに驚く

開けるとびっくり。「スパイシーからあげ」(1個260円、注文は2個から)の大きさがとんでもなかった。見た感じ、1ピース100gくらいはありそうだぞ! こんなからあげ見たことない。ひとりで食べきれるかな?

 

スパイシーからあげ(1個260円)。注文は2個~

 

迷うも待ちきれずに、この大きなからあげにかぶりつく。その快感ったらさ、いやぁたまんないわけよ。もも肉はふっくらとみずみずしく、衣はカラッと厚め。カリッ、カリッと衣をかじるのもいい。かむと、スパイスが上品に香って、そのあとにしっかり辛味がやってくる。セットの山椒塩をつけると、また違った味が楽しめていい。

 

博多皿うどん(1200円)

 

「博多皿うどん」(1200円)は、昭和初期に生まれた福新楼の名物だ。この熟成したもちもちの生麺の歯ごたえがクセになるんだよな。ちゃんぽんでもうどんでもない。スープをたっぷり吸い込んでムニャムニャになった、福新楼オリジナルの中華麺なのだ。

 

麺と野菜に汁を吸わせながら食べる

 

容器のまま食べるときは、横より縦がおすすめ。

1人ごはんにもいい!

ひとりで全部一気に食べたらお腹いっぱいになりそうだったので、皿うどんのうち4割くらい、スパイシーからあげ1ピースはタッパーに保管してストックに。一品あたりのポーションが多いだろうから、と持ち帰りで何を頼むか悩んでいたけど、この作戦にすれば麺か米+2品くらいはオーダーできそうだ。

 

そういえば、テイクアウトのときに、お店で使わなくなった皿を無料で配っていた。そこで見つけたのが「福新楼」のロゴマークが入った、この高台つきの平皿だ。盛り付けるとこんな感じ。

 

お店気分!

ああ、ちょっとうれしいな。

「福新楼」のこと

過去に2度、張社長にインタビューさせていただいたことがある。張社長の店づくりや経営の仕方、お人柄がすごくすてきで、お話しするたびに背筋が伸びる感じがする。そう、フロントの電話みたいに、清々しい気持ちになれるのだ。

 

「福新楼」では、行くたびにはっとさせられることが多い。たとえばエントランスの美しさや店内の調度品。持ち帰り用の容器ひとつにしても立派で、ひとつひとつの物が生きている感じがするというか。持ち帰りの商品を受け取るほんの数分の滞在時間でも、その「気」みたいなものを感じられてすごく気持ちがよかった。

 

テイクアウトメニューは福新楼のFacebookページで発信しているほか、オフィシャルページには全部写真が掲載されていて選ぶとき便利。Facebookではレシピ(動画も!)も公開されているのでぜひチェックしてみてください。

※持ち帰り・宅配の宅配受付時間は11:30~17:00です。

 

福新楼といえば、ちょっと昔に「新界」という台湾屋台料理店を天神に出していた。そこによなよな、天神の若者たちが集ってワイワイやってたとか。

 

詳しくは、4月28日に発売になったクイッターズ福岡初の書籍『福岡グルメ トリビア~ン』で!

 

 

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【目 次】ほんの一部です。
■「チョコレートショップ」にできた行列はカレーが目当てだった
■月間2万食のメガヒット「ふとっぱら」のラーソーメンは屋台客の一言から生まれた
■食べても減らない「牧のうどん」〝麺が増える〟のは錯覚なのか
■「一風堂」の創業者が最初に始めた店はレストランバーだった
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■今や博多名物〝ぐるぐるとり皮〟を生み出した店はどこ?
■「マリアクラブ」で親不孝通りをジャック冬野観光の真実
■サラダも刺身もない! 福岡の屋台の常識
■南区で40年以上愛され続けた伝説の「100円ラーメン」
■バリカタ、ベタナマ、粉おとし……男たちはなぜ「ガンナガ」に足を運ぶのか
……etc.

 

【編集 弓削聞平】
フリーエディター弓削聞平の個人事務所。当時「シティ情報ふくおか」を発行していたプランニング秀巧社を経て、2001年より福岡とグルメをテーマにフリーエディターとして活動。「epi」「ソワニエ」の元編集長。個人事務所「聞平堂」では「ぐる〜り糸島」「福岡 甘党図鑑」「2000円以下のご褒美ランチ」「福岡 路地に隠れたうまい店」等を出版。

 

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発売日:2020年4月28日
判型・ページ:四六判(天地188mm×左右130mm) 192ページ 1色刷り
著者:クイッターズ福岡
価格:1,500円+税

 

※記事の内容は取材時点のものです。

安永真由

ライター/ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー/卵料理/純喫茶/洋食/古い店/お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。

 

■店舗情報

店名 福新楼
ジャンル 中国料理
TEL 0120-2946-01、092-771-3141
住所 福岡県福岡市中央区今泉1-17-8
交通手段 西鉄福岡(天神)駅南口より徒歩約5分
営業時間 レストラン11:30~22:00(LO21:00)、宴会場11:30~21:30(LO21:00) ※要確認
定休日 火曜、年末年始

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