
【デリバリー開始】チョコレートショップがうちにやってきた! チョコレートショップ(博多区綱場町)
信じられません。外に一歩も出ていないのに
チョコレートショップの繊細な繊細な生ケーキをデリバリーで楽しめています。
\わーい!/

博多の石畳(小440円、税抜)。チョコレートムースと生クリーム、スポンジを5層に重ね、チョコでコーティング。
口当たりが軽く、かつ濃厚な味わい。甘さはすっと消えてすぐに次の一口がほしくなります。家で待っているだけで、この味が玄関先までやってくるなんて。

創業70余年、「博多のチョコのはじまりどころ」のチョコレートショップ。
今までオンラインショップはありましたが、購入できるのは冷蔵・冷凍商品や日持ちのする焼き菓子のみ。生ケーキは店頭でしか購入できませんでした。
が、しかし、これからはデリバリーで生ケーキやホールケーキ、ロールケーキ、チョコレート、焼き菓子……と、店内のほとんどの商品を味わえるのです。
「外出規制のさなか、お店まで行けない」「子どもの誕生日はチョコレートショップのケーキで祝いたい」という方々に、早速喜ばれているそうですよ。
年に一度の誕生日は、華やかにお祝いしたいですよね。
この日頼んだのは他に

生ショコラショート(400円、税抜)
博多の石畳とは全く違うチョコレートのショートケーキ。チョコレートクリームは生クリームのフレッシュな味わいが強く、後口は軽やか。クリームがふわっときめ細かなスポンジと溶け合っていきます。ホールで食べられそう。

博多ロッシェ(1000円、税抜)
ロッシェ愛は以前こちらこちらで語っております。このサクサクとした食感と、すっきりした甘味のチョコレートの相性がたまりません。一袋全部いけそうよ。

シュークリーム(プレーン200円、税抜)
パリッとした皮にたっぷりと入ったカスタード。こっくりとしていてバニラが香り……

カスタードに埋もれたいとすら思います。この満足感で200円はお手頃。

こんなときだからこそ、家族とゆっくり話すティータイムを大切にしたいですね。
まるでお店に行ったかのような接客に感激>
以下、デリバリーの簡単な流れです。
①チョコレートショップに電話をかける
②購入する商品を伝える
③デリバリーの日時の確認
④お店から日時確定の折り返しの電話がある
⑤デリバリー担当者から「今から配達に出発する」と電話がある
⑥玄関まで届けてくれる
⑦商品と料金の受け渡し
※試行錯誤中とのことで、今後この流れが変わる可能性もあります
やりとりは電話が基本です。
最近多い、スマホをタップするだけのデリバリーではありません。これこそが、チョコレートショップの真骨頂。電話というツールを使うだけでお店のスタッフから丁寧な接客を受けているのが100%伝わります。
「お客様に、お店にいるときのようにお買い物していただきたい」という二代目・佐野社長の想いが生きたデリバリーなのです。

看板商品のチョコレート。電話で会話をしながら選ぶとワクワクしてきますよ。
いざ、かけてみると、「チョコレートショップの~名前~です」と自己紹介から始まり、商品の説明がとっても親切で、オーダーがとても楽しい時間になりました。
「何がありますか、どんな商品ですか」と聞きまくっていたにもかかわらず、一生懸命説明してくれて、「うーん何にしよう」とお店にいるときのように幸せな逡巡ができたのです。
スイーツを選ぶ時って、なんであんなに浮き立つんでしょうね。「うふふ、悩みますよね」とスタッフの方が一言。そうなんです。そして「こういう何気ない会話、最近してなかったわー」とふと思いました。
その後、改めて「○日の○時頃にお伺いします」と日時確定の電話があり、さらに「チョコレートショップの~名前~です。今から出発します」とデリバリーの担当者からも連絡がありました。なんて丁寧なんだ。
玄関ドアを開けたらチョコレートショップ
玄関先がチョコレートショップに変わったかと思いました。
ドアを開けると、白い帽子にシャツを身につけ、ショップのロゴが入ったコックコートをきっちり着込んだデリバリーの担当者がいました。マスクと白手袋を着用し、安全面にとても気遣っていることが一目で見てとれます。
コックコートは配送時専用のものだそうです。「これだけ気を使いながら玄関先まで届けてくれた!」と感動のさざなみがたちました。が、これはまだ第一波だったのです。
「商品はこちらでお間違いないでしょうか」とタブレット画面でケーキ箱の中を撮影した写真を見せてくれました。

こういう画像でした。
「はい、間違いありません」と答え商品を受け渡し。その後、お金を払おうとしたら、スタッフの方が持っている紙袋からキャッシュトレーを出しました。
二度見しました。
お札や小銭を置いて渡すあれです。
玄関口で、キャッシュトレーを見たことがありますか。こういうご時世だから、コンビニでもお金の手渡しを控え…という風潮になってはいますが、チョコレートショップのキャッシュトレーはその考え方からくるものとは違う気がするのです。
ここが玄関先だということを忘れると、お店と変わらない。トレーでお金を受けて、おつりをいただきました。
これだけでは終わりません。
「ケーキの箱に気持ちばかりですがメッセージプレートをつけております」
「こちらも気持ちばかりですがデリバリーの御礼です」

マスクをいただきました。
「こちらが商品の領収書です」
「こちらは今回のデリバリーの領収書です」
(領収書は別々のパウチに入れられています)
「こちらはチョコレートショップからのお手紙です」
もう、怒濤です。
頼んだ商品と領収書以外にこんなに受け取るなんて。感動の波がざっぱざっぱと押し寄せてきます。
デリバリーをはじめて1週間だからいろいろ試行錯誤されている一つなのかもしれません。もしかしたら、今後別の「気持ち」に変わるかもしれません。それでも変わらないのはきっと、いただいたお手紙にある決意でしょう。

「お客様とこの国難を乗り越えていきたい」
「明るい未来が来ることを信じて」という一言に希望がありました。添えられたプレートには

心が温まります。
デリバリーを頼んだあと、佐野社長に今回の新事業にかける想いを伺うことができました。
チョコレートショップにしかできないデリバリーを
新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた頃から、空港にある「空の石畳」、アミュプラザ博多にある「博多の石畳」ソラリアにある「レ トロワ ショコラ × チョコレートショップ」が休業しています。「お客様の安全と社員の安全、命を守らなければならない。それが一番大事でした」と佐野社長は言います。
が、コロナでいつまで外出自粛や営業規制が続くかわかりません。命を守ることも大事だし、社員の生活を守っていくのも重要。だったら、他の飲食店のようにデリバリーを始めるか……という話が出ましたが、そう簡単なことではありませんでした。

なんせ、生ケーキは自転車やバイクで運べませんから!
既存の配達システムを利用すると、届くまでにぐっちゃぐちゃになります。
では、自転車やバイクで運べる冷凍ケーキや焼き菓子をデリバリーするか……とも考えましたが、「それって、オンラインの通販と一緒やん。デリバリーする意味ないやん」と踏みとどまったそうです。
ここで佐野社長は原点に立ち返りました。お客様はなぜ、わざわざ交通費をかけて、チョコレートショップへと来てくれるのか。ショーケースから自分で選ぶ楽しさを味わいたいからではないのか。それに、私たちがパティシエの道を選んだのは、お客様においしいお菓子を食べてもらいたいという強い想いがあったからだろう、と。
配達できそうな商品だけに絞るのではなく、できたての商品をそのままお届けしないと、チョコレートショップがデリバリーをする意味がない。
「会社の理念まで、コロナに負けたくない」
すると、社員のみなさんが「自分たちで運びましょう」と言ってくれたそうなのです。こうして、初めてのデリバリーに1週間前から取り組み、できたてのお菓子を依頼者の自宅に届けています。
ええ、そうです。
チョコレートショップが始めたデリバリーって、他社の配達システムを使っているのではなく、受付も、配達も、社員自らが行っているのです。

「毎回が挑戦の連続。改善しながら新しい事業を進めている」と佐野社長。
しかも、やるからにはとことん「らしさ」を大切にしようと、チョコレートショップならではの接客を重視しました。オーダーのやり取りから受け取る時まで。
万が一、ケーキが崩れた時はすぐに第二便が出発できる体制を組んでいるそうです。「ケーキが崩れているのはありえないことですから」とのことで、こういう気遣いがお店の魅力なんだなと改めて実感しました。
「こんな時代だからこそ、みんなで乗り越えていきたい。今まで支えてくださったお客様のためにも、この困難を乗り越えて、お客様に恩返ししていきたい」と話す、佐野社長と社員のみなさんの心意気を、デリバリーから十二分に感じられました。
デリバリーサービスについて
◆注文受付時間
10:00~21:00
◆デリバリー可能時間帯
10:00~21:00(お届け時間は約2時間の幅あり)
◆デリバリーエリア
福岡市内および近郊
◆料金
商品代+550円
依頼当日の配達は、場合によっては難しいこともあります。
購入できる商品について
生菓子(カット・ホール)、焼き菓子、チョコレートなど、お店にある商品を注文できます。
※商品によっては売り切れの可能性もあります
※価格はすべて、税抜価格です。

※写真はイメージです
【ケーキ】
・ストロベリーショート(400円)
・生ショコラショート(400円)
・博多の石畳(小、440円)
・アニバーサリー(460円)
・綱場町のモンブラン(460円)
・フロマージュクリュ(460円)
・アンブロワジー(460円)

アニバーサリーにアントルメはいかが?
【アントルメ】
・苺のアントルメ(10㎝、1600円)
・苺のアントルメ(15㎝、3000円)
・苺と生チョコのデコレーションケーキ(10㎝、1600円)
・苺と生チョコのデコレーションケーキ(15㎝、3000円)
・博多の石畳(大、2000円)
・アニバーサリー(15㎝、3600円)
・シフォン(15㎝、2300円)
・チョコシフォン(15㎝、2300円)
【ロールケーキ】
・石畳ロール(プレーン、1200円)
・石畳ロール(ショコラ、1200円)
・生チョコショコラロール(1300円)
・山王ロール(1200円)
【デイリー】
・ひとくち石畳(スイート・ストロベリー、1100円)
・サノサンド(230円)
・なめらかプリン(240円)
【焼き菓子】
・ひとつ栗(220円)
・安納芋キャラメルポテト(6個1350円)
・焼ショコラ(8個入2000円)
・フィナンシェ詰合(プレーン4個&チョコ3個1450円)
・キャラメルサンド(8個1200円)
・キャラメルサンド(12個1600円) ほか
※セットもあります

三代目・恵美子さんがつくる砂糖不使用の「ZEROチョコレート」も購入できます。
【チョコレート】
・タブレット各種(1100~1650円)
・ノワール(5個1300円)
・ノワール(10個2400円)
・ノワール(15個3600円)
・石畳トリュフ(9個入1500円)
・苺一会トリュフ(9個入1500円)
・ZEROチョコレート(5個入1600円)
・ZEROチョコレート(15個入4600円)
・トロワ缶(9個入2900円)
・生チョコレート(ミルク、1800円)
・博多ロッシェ(1000円)

デリバリー限定の商品も登場しました! ※写真はイメージです
【デリバリー限定商品】
・定番ケーキ3個セット(1500円)
・チーズドーム(2300円)
・苺タルト手作りキット(2500円)
・シュークリーム5個セット(プレーン&チョコ、1200円)
・パティシエスペシャル(1800円)
・博多アソート(1500円)
・博多ベストセレクション(2000円)
・チョコレートBOXオリジナル(1500円)
・チョコレートBOXプレミアム(2500円)
たった5分で苺タルトがつくれるキットは新商品。試してみたらまたレポートします!
■店舗情報
店名 | チョコレートショップ 本店 |
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ジャンル | スイーツ、お菓子、チョコレート |
TEL | 092-281-1826 |
住所 | 福岡市博多区綱場町3-17 |
交通手段 | <地下鉄呉服町駅から徒歩3分 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 不定 |
