
福岡マイクロツーリズム in 筑後吉井 ~白壁の街並み、本格四川麻婆豆腐、おひなさままつり~ 麻婆豆腐専門店 まぁぼや(うきは市吉井町)
JR久大本線・久留米から筑後吉井へ
福岡市近郊の観光&グルメ情報をお届けする『福岡マイクロツーリズム』。今回の舞台は、うきは市吉井町です。
筑後吉井はかつて有馬藩の城下町久留米と天領日田をつなぐ豊後街道の宿場町として栄え、いまもなお当時の建物が残存する風光明媚な町。JR久留米駅2番ホームから今回の旅が始まります。

JR久留米駅より久大本線の普通列車に乗車します

車窓からは耳納連山と田園の風景が

40分ほどで筑後吉井駅に到着

のどかな駅の風景
春の風物詩「筑後吉井おひなさまめぐり」
吉井町では、毎年2月上旬から4月上旬にかけて、町内の公共施設や商店に色とりどりのひな飾りが展示されるイベント「筑後吉井おひなさまめぐり」が開催されています。その一部をご紹介しましょう。

うきは市吉井観光会館「土蔵」

うきは市吉井観光会館「土蔵」内のおひなさま展示

江戸時代末期・1863年建造のうきは市指定文化財「鏡田屋敷」

「鏡田屋敷」の豪華絢爛のひな壇

「鏡田屋敷」の2階からは土蔵造りの立派な瓦屋根を望むことができます

かつて筑後地方を代表する乾物魚類問屋だった建物を活用した「街並み交流館商家」

「街並み交流館商家」の店頭に飾られたおひなさま

「街並み交流館商家」の2階、30畳敷きの大広間に飾られた迫力満点の「座敷びな」
中華の鉄人ゆかりの麻婆豆腐専門店でランチ

麻婆豆腐専門店 まぁぼや
国道210号線沿い。店の外に行列ができていたこちらのお店でランチを。

麻婆豆腐専門店 まぁぼやのテーブルシート
席に着くとテーブルシートにイラスト付きでお店の紹介が。
なんとこちらのお店のオーナーは東京・赤坂の四川飯店で修業をされ、故郷である吉井町にUターンしてお店を開かれたとのこと。
四川飯店といえば、中華の鉄人・陳建一さんのお店。そして、陳建一さんのお父様の陳建民さんは日本に麻婆豆腐を伝え広めた伝説の料理人として知られます。

麻婆豆腐定食
もちろん麻婆豆腐をオーダー。定食にはザーサイとスープがついてきます。

麻婆豆腐
辛さや刺激よりもコクと旨味が強く広がり、粗めに挽いたひき肉の食感、絹ごし豆腐のなめらかな舌触りとのどごしが心地よい一品。ご飯との相性ももちろん抜群で、一度食べ始めたら止まらない味わいです。

汁なし担々麺
そして、汁なし担々麺。

汁なし担々麺
混ぜるとジャージャー麺のような見た目ですが、味もジャージャー麺に近い感じで、麻婆豆腐と同様、辛さや刺激よりもコクと旨味が前面に押し出された味わい。
吉井町は県内でも有数の製麺業が盛んな町としても知られ、この麺も細めでシャキッとした食感。麺どころの醍醐味を感じます。
12時すぎから並んで、入店したのは13時すぎ。1時間待った甲斐がありました。
歴史と文化のメインストリート・白壁通りを散策
さて、吉井町にはいまもなお築100年を超える土蔵造りの建造物が数多く残されており、その白壁が連なる風景は圧巻です。
さらに歴史的建造物をリノベーションしたカフェや雑貨店なども近年増えており、ランチアフターにそれらのお店を訪ね歩いてみます。

白壁通りの街並み

「Gallery & Cafe 光画堂」

ブックカフェ「MINOU BOOKS AND CAFE」/衣・食・住「生活購買店 reed」

雑貨・古道具「四月の魚」

自家焙煎コーヒー「蛭子町珈琲店」

「蛭子町珈琲店」の自家焙煎コーヒー <欧風ブレンド>

カフェ・雑貨「 蒼 sou」

カフェ・雑貨 「蒼 sou」の宮崎県五ヶ瀬町産和紅茶 <やまなみファースト>

カフェ・雑貨 「蒼 sou」のバニラアイスwithイチゴソース

白壁通りの水路
福岡市内から車でも電車でも1時間ちょっとのショートトリップ。
1日かけて楽しめる、歴史とセンスが光る筑後吉井の街。ぜひ一度訪れてみてください!
※記事の内容は取材時点のものです。
■店舗情報

店名 | 麻婆豆腐専門店 まぁぼや |
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ジャンル | 中華料理 |
TEL | 0943-75-2196 |
住所 | 福岡県うきは市吉井町1349‐1 |
交通手段 | JR久大本線(ゆふ高原線) 筑後吉井駅より徒歩5分 |
営業時間 | 11:00〜15:00 |
定休日 | 火曜日 |
