
うまい和牛肉を喰わせる店「牛作」の特大さがり串。(そして、ポップに書かれた名前の謎) 牛作(中央区小笹)
丘を上ったところに名店が。
西鉄平尾駅から平和へ上って
小笹の丘のほうに
「牛肉がおいしいお店がある」と聞きました。
うまい牛肉?
というくらいだから
焼き肉店でしょうか。
精肉店が営む焼き肉店かもしれません。
ちょいと探りに行ってみましょう。
焼き鳥?いや、焼き牛?
平尾駅から山荘通りのほうへ向かい
坂を上ってよいこらよいこらと
たどり着いたのは
焼き肉店ではなく、焼き鳥店でした。

暗闇に、ぼうと現れる看板
店名「牛作」の上には
「本格炭焼と焼き鳥」と書かれ
提灯には「もつ鍋」の文字が見えます。
しかし、一番目立つところには
「うまい和牛肉を喰わせる店」
これほど自信を持って言えることが
私の人生には一つでもあっただろうか。
引き戸を開けてみますと
カウンターは10席ほど。

18時すぎ、すでににぎわっていました
奥には座敷がありましたが
カウンターのほうが断然、楽しそう。
なんてったって

サシの入った160gの牛肉から目が離せない
目の前には美味しそうな食材が並んでいます。
看板には焼き鳥とありましたが
メニューを見てみると

おすすめの枠には和牛のメニュー
ショーケースには

左がさがり、右は牛タン
このショーケースから
取り出して厨房の真ん中にある
焼き台へと運ばれていきます。

一本一本が重厚感のある串
大きいんです。
さて、焼き上がった串が届きました。

とり皮 1本130円
ぷりっとして大きく、
むっちりむっちりとした歯ごたえ。

地鶏串 1本200円
味付けは塩だけなのに、
うまみがあって味わい深い。

和牛サガリ 1本680円
これがまあ、上質なお肉を
炭火焼きでていねいに焼くものですから
香ばしくてとってもジューシー。
なおかつ、大きいんです。
どれくらい大きいかというと

左がサガリ、右がタンです
そして、アスパラ巻きは

アルミ箔部分を持つと、ぷらーんとなるので手を高く持ち上げて下から食べます
普段、スーパーで買うものを
3本束ねたくらいの立派なアスパラに
ぐるぐると豚肉が巻かれているのです。
牛作の謎
ところで、入ったときから気になっていたのは
カウンターの上部に貼られたポップです。

よーく見ると鉛筆で下書きがしてある
中洲の山田さんプロデュース
「泪のもつ鍋」店頭販売
もちろん、それも気になるのですが

右上と左下になにか書いてある
よーく目をこらすと

か、つ、や

ア、サ、ミ
こ、これは!
まだある。
そして、右上のポップを見上げると

こっちにも何か書いてある

ゆ、う、き
なんだろう、この名前。
「泪のもつ鍋」は下書きの跡があったから
大将のお子さんがポップを手作りして
記念にサインをしたのでしょうか。
でも「霧島」のほうは手書きじゃないから
「ゆうき」さんがパソコンで作ったのかな。
いや、クリアファイル(あるいは透明な下敷き)に
もともと持ち主が名前を書いていただけで
ポップ掲示用に使われただけなのかな。
大将は目の前にいるのだけど
ひっきりなしに訪れるお客さんと
次々に飛び交うオーダーに忙しそうで
この謎は解けないままなのです。
■店舗情報

店名 | 牛作 |
---|---|
ジャンル | 焼鳥 |
TEL | 092-526-1566 |
住所 | 福岡市中央区小笹1-4-23 |
交通手段 | 地下鉄桜坂駅から徒歩22分、西鉄平尾駅から徒歩23分 |
営業時間 | 17:30~24:00(L.O.23:30) |
定休日 | 水曜 |
