旅行や日々のグルメ探訪に!ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

●●豆板醤を使った麻婆豆腐に溺れたい。2月オープン「丸釘食堂」 丸釘食堂(南区向野)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  2019/04/18   ※記事公開時の日付です

 

 

 

 

駅リニューアル、さらに福岡市民のソウルフード「ふきや」が移転(こちらのお隣に移転オープン!)と、のりにのっている南区・大橋エリア。

 

2月、向野にはひっそりと中華料理のお店がオープンしていました。

子ども用椅子はないけれど……

もとはバーだったのかな。居ぬきっぽい感じ。

 

扉を開けると女性の明るくて元気な声が。

 

子連れで行ったところわざわざ厨房からご主人が「子ども用の椅子がないんですが、ベビーカーを奥にいれましょうか?すみません」と言いにやってきました。恐縮です。「子連れでも大丈夫ですか?」とたずね返したら「そりゃあもう。もちろんです」と朗らかな笑顔で迎えてくださり、安心しました。

 

で、確かに子ども用の椅子はないんですが、横にソファ席のようなものがあるので結構助かりました。

 

荷物置きにもなるのかな?

陳健一御用達の豆板醤!?

メニューは

 

・ちゃんぽん 700円
・太麺皿うどん 700円
(どちらも+200円でミニ炒飯セット)
・炒飯 700円
・麻婆豆腐丼 700円
・キーマカレー丼 700円
・野菜炒め定食 700円
・生姜焼き定食 750円
・ごはん 100円
※すべて+200円で大盛に

 

という感じ。

 

料理は鶏ガラスープをベースにしているのが特徴だそうです。

 

ちなみに、食べものを前にするとお腹が特別すいているわけでもないのに「ああ、全制覇したい、いますぐ」と思ってしまうのが食いしん坊の特徴だそうです。

 

とはいえさすがに全制覇は厳しいので、とりあえず「ちゃんぽん(ミニ炒飯セット)」「太麺皿うどん」「麻婆豆腐丼(大盛)」を頼んでみました。

 

オーダーをとりにきた女性の方から「結構多いですけど、大丈夫ですか」と尋ねられるも「はい、大丈夫です」と返す。お決まりのパターン。

 

麻婆豆腐丼がやってきました。

 

黒い!!

 

この色の理由は、味付けに「ピーシェン豆板醤」を使っているから。

 

「ピーシェン(郫県)という地域で作られる高級豆板醤で、通常の豆板醤に比べると熟成期間が長いのだそうです。たっぷり寝かせるから唐辛子の赤身がこげ茶色になっているのですね。陳健一さんも御用達だとか。

 

結構、ねっとり。ピーシェン豆板醤自体も粘度が高いようです。

 

まずはひと口。花椒の心地よい痺れがやってきます。

 

そして、辛さがじんわりとあがってくる。

 

まさか麻婆豆腐を食べながら「っあ゛ぁ~」と、まるで味噌汁を飲んだときのような声が出るとは思いませんでした。

 

「ん!? なんだこの味は」
「なんといえばいいんだろう…」
「深いコクというか……これがピーシェンの力なのか!?」

 

そんなことを考えながら一心不乱にかきこみます。

 

大盛りにしてよかった。

 

続きまして、ちゃんぽん。

 

野菜たっぷり。いいねぇ。

 

キャベツ、もやし、人参、タマネギ、かまぼこ。そして……

 

ゲソ!!

 

なんだか当たりをひいた気分です。

 

スープはさらりとしていて、口周りがべたべたしないタイプ。

 

べたべたするじっとり系スープも好きですが、これもまた良し。

さらっとしているのは、鶏ガラのおかげなのかな。

 

こちらはセットのミニ炒飯。

 

そして、皿うどん。

 

ゲソが多い。

 

具材はちゃんぽんと同じ。

 

歯ざわりのよいシコシコ麺が餡とよくあいます。

 

個人的に、少しあっさりめに感じましたので

 

卓上にあるお酢とソースで味を変えつつ楽しむのがおすすめです。

 

ちなみにレジ近くに陳健一さんのサイン本が置いてあったので、お弟子さんかと思いきやそういうわけではないそうです。大阪のとあるお店で働いていたということだけ教えていただきました。

 

さて、その「とあるお店」とは……?

 

真相はお店へ!

内川美彩

ライター

あるときはライター、あるときは主婦、あるときはママ……その実態は大盛りハンター。唐揚げと白米に目がない。口癖は「痩せたい」。

 

■店舗情報

店名 丸釘食堂
ジャンル 中華料理、ランチ
TEL 092-231-9559
住所 福岡市南区向野1-4-11
交通手段 西鉄大橋駅から徒歩5分
営業時間 11:30~14:00、17:00~20:00
定休日 日曜、祝日 ※火曜は昼のみ

関連記事
Related article