旅行や日々のグルメ探訪に！ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

歓送迎会の時期ですね。
一次会にも、二次会にも三次会にもおすすめの
レストランバーが中洲にあるんですよ。
それも中洲のど真ん中に。

約100年前に建てられた2階建ての古民家を改築していて
外観や風情のある庭、欄間などのしつらえは当時のまま。

1階は中庭を挟んでダイニングとバーがあり、
2階にはゆったりしたソファを備える
ラグジュアリーなラウンジがあります。








料亭旅館って…？とあれを想像しちゃった方、
もしかしたら、そう使われていたかもしれません。
以前見た昔の間取りは、二間続きでした。
間取り図（木の板に描かれたもの）が
残っているだけなので今となってはわかりませんが、
妄想するとなんだか艶っぽいですね。

今日はほとんど食べ物がありませんすみません。

だっていつも、大人数での飲み会のあとや
こぢんまりとした飲み会のあとや、
とにかく飲み会のあとばかりに行くんです。
もちろん、一次会で行ったこともあります。
なんせ、ダイニングですから、
アメリカのダイナーのような雰囲気のなか
アラカルトやコースがしっかり楽しめます。

フライドポテト バター風味（800円）や
チリポテト（800円）といった前菜は600円から。
一品料理は小柱のアヒージョ メルバトースト添え（1000円）や
旬野菜のバーニャカウダ―（1500円）、
NAKASU DINING特製！海老マヨ（1400円）などがあります。
サラダは10品目の旬野菜たっぷりグリーンサラダ（1200円）や
馬刺しユッケと温玉のサラダ（1400円）など。
旬とかたっぷりとか、良い響きですね…。


メインにはハーブ豚やえびす鯛、合鴨、和牛ヒレ
を使ったメニューが並びます。1600円から。
そのほか、パスタやリゾットもありますよ。
全体的にイタリアンが中心です。
おなかいっぱいだなぁという時はかわきもの（各種600円）を。
天狗のビーフジャーキーや福博ポテトチップスなどが揃います。



こんなにごはんがあるのに、訪れるのはほとんど二次会以降。
第一にこの空間がすばらしいからです。
庭を眺めながらゆったりお酒を飲む。
先ほどまでのかしましさとはうって変わり、
ちょっとしっぽりと語る。
そういう、フッと気が緩むひとときが似合うんです。


もう一つ。「バーだからお酒が豊富」。
オーソドックスなカクテルから、ウイスキー、
ボトルワインなどがずらずらずらーっと並びます。


ビールはバドワイザー（700円）、
ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム（800円）ほか。
ジントニックなどのカクテルはほとんどが1000円です。

いつでも、誰とでも、どんなシーンでも行ける。

そしてもう一つ大事なのは、
「いつでも誰とでも行ける」ということ。
遠くから来福したクライアント、
50～60代の上司たち、
女性同士、仲間と、デートで……と
あらゆるシーンで行ってみたところ、
どれもがしっくりきました。
なんてこったい。
なんて包容力なんだい、NAKASU DINING。

日常をちょっと離れた空間で、
お酒を、会話を、流れる時間を愉しむ。
そんな大人っぽいことがしたくなるんです。

スイーツに心をつかまれました

この日は食事も済んだし、デザートが食べたい！と思って、
ベルギー産チョコアイスケーキとカッサータ（1000円）を
頼みました。
こちら、女性はシェアしたほうがいいかも。

思いのほかボリュームがあって
食べ終わらないんじゃないかと一瞬思いました。
でも、カプチーノとベリーの甘酸っぱさが
なんともちょうど良くて…。
甘いものと、お酒。
そんな組み合わせがぐっときます。

このとき、2人でお酒2杯ずつと
オリーブ3種の盛り合わせ（600円）とミックスナッツ（600円）、
デザートで約8000円くらいだったかしら…。
※2階はテーブルチャージ1000円、1階は500円

あわい明かり、ギシッときしむ床。
広々としたソファに腰掛けたら夜に包まれる…。
ああ、このまま、ずっとここにあってほしい。

勝手に中洲遺産、いや福岡遺産に認定します。