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🍜11月末から販売中! 冬季限定ラーメン「味噌白丸」を食べるなら大名本店|一風堂🍜 一風堂 大名本店(中央区大名)

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  2020/11/29   ※記事公開時の日付です

「赤丸」から「白丸」へ

一風堂が毎年冬に販売する味噌ラーメンは、これまでは「赤丸」でつくるのが定番だった。それが今年は「白丸」になったと知って、最初はちょっと疑問だったのだ。味噌ラーメンでお客さんが求める「濃厚さ」や「豪快さ」は、「白丸」では表現しにくいのではないかと思っていたからだ。

 

そこで名案。そうか、大名本店に行けばいいんだ。スープが違うから、ふつうの「白丸」を食べるよりイメージに近い味が出るはずだから。

 

気温が昨日より低くなった肌寒い午後、遅めのランチに本店へ向かう。こんな日に味噌ラーメンが食べたくなるタイプではなかったはずなのに、口の中はもうすっかり味噌モード。お店に着いて席に座り、すぐに「味噌白丸」をオーダーした。

 

辛もやしや辛子高菜、紅ショウガ、ニンニクはスタッフに声をかけて持ってきてもらう。普段はニンニクは追加しないけど、今日という日ばかりは必要になるかもしれない……。いざとなったらマスクでごまかすのさ。

ジンジャーボールが大活躍

「味噌白丸」(890円)

 

野菜はキャベツ、もやし、ニンジン、きくらげ。このセットは「タンメン野菜」の顔ぶれだ。存在感が大きいのは「ジンジャーボール」。刻みとすりおろしの生姜をギュッと丸めたこのボール状の調味料を、少しずつ溶かしながら食べていく。

 

生姜が多すぎると丼全体を支配してしまうのが一般的だ。だけど、このジンジャーボールはすごく良い塩梅で、風味、食感ともにバランスよく全体をまとめてくれる。

刻み+すりおろしの効力

 

ともあれ、白丸のスープに白味噌という組み合わせなだけに、途中で味を変化させたくなるのは仕方のないことか。ここで、最初に頼んでおいた薬味の出番だ。

 

辛もやしをのせてみる

「辛もやし」は合うに決まっている。思いきって多めにのせて、スープに浸しながら辛味を溶かしていく。さらに、すりごまを全体にたっぷりとかけてなじませる。このあと人に会う時がやや心配だが、ニンニクも小さめの欠片を選んですりつぶして入れよう。これでオリジナルの味変版「味噌白丸」は完成だ。

ちぢれかストレートか?

麺は平打ちの中太麺が使われているが、ふつうのゆで時間でオーダーすると途中でやわらかくなり過ぎる気がした。全体の印象がぼんやりとしてしまうから、麺はもっと歯ごたえのあるもののほうが、個人的には好みだ。

 

一般的なのはちぢれ麺だが、あえてストレート麺で勝負するなら、もしかしたら通常の白丸に使う極細麺も合うかもしれない。【シャキシャキ、がっつり。ズズっと豪快に】。どうやらこれが、私が求める理想の味噌ラーメンの条件らしい。

 

「味噌白丸」、食べるなら本店がおすすめです。

※記事の内容は取材時点のものです。

安永真由

ライター/ディレクター

大衆酒場から高級ガストロノミーまで愛する主義。辛いものを食べるときは汗だくになります。

 

■店舗情報

店名 一風堂 大名本店
ジャンル ラーメン
TEL 092-771-0880
住所 福岡市中央区大名1-13-14
交通手段 西鉄福岡(天神)駅・地下鉄天神駅より徒歩約10分
営業時間 9:00~21:00(LO:20:45)
定休日 なし

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