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【速報!】明太子の「ふくや」がドライブスルー! あの人気商品が驚きの価格で!

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  2020/04/23   ※記事公開時の日付です


業界の雄、「味の明太子 ふくや」が、期間限定でドライブスルーを始めたという。明太子とドライブスルー。こんな事態になっていなければ、まずもって起こり得なかった組み合わせだ。見にいこう。買いに行こう。

ふくやのあの商品がお値打ち価格で

ソファに寝転がり、Facebookをぼんやりと眺めていた目が丸くなった。今日も自宅勤務で家から一歩も出ないつもりだったが、いそいそと着替えて、車を走らせる。

 

ぼくが目にしたのは、ふくやの川原武浩社長がシェアしていた、これだ。

 

ふくやの商品だから安心だ。「安かろう、良かろう」間違いなしである。

 

社長の投稿にはこう書いてあった。「春の旅行シーズンや、GWの旅行・帰省シーズンに向けて準備していた色々な商品が倉庫に山積みに…」。あのふくやであっても、そんなことに。「悩んだ末、明日(4月23日(木))より博多の食と文化の博物館『ハクハク』の駐車場を利用したドライブスルーでの特別価格販売をスタートさせていただきます」。

 

ね、これは行くの一手だ!

 

おお、ここだ、ここだ。いつもは工場見学ができたりするわけか。

 

「ドライブスルーはじめました!」。ふふふ、初々しい。

 

果たして会場に到着したのが午前11時。いったん入り口で止められ、説明を受ける。

 

「いま、3組様ずつご案内しています。お客様は7台目でございます。こちらにご記入いただき、誘導いたします場所でお待ちください」

 

注文表を受け取って、1台おきのソーシャルディスタンスを保ちつつ駐車。車内で何を買うか、思案にふけること30分。スタッフの方が呼びに来てくれて、車を動かしてようやく買い物スタートだ。

 

自分で買い物カゴに商品を入れるならば、書かなくてもいい。いいのだけれど……

 

でも、車内での待ち時間があるならば、あれこれ思案して選ぶのもまた楽しいし、買い物自体は早く済ませることができる。

 

ドライブスルーだから、注文表を渡して、ピックアップしてもらってもいいが、「こちらには載っていないお値打ち品もあります」と言われたら、やはり実際に売り台を見てみたい。辛子明太子はもちろん、ふくや以外のメーカーも含めて様々な加工食品や調味料、お菓子などが並び、なんと冷凍の肉や魚まである。

 

冷凍コーナー。明太子、加工品から肉や魚介類まで、このスペースの中に、けっこうな選択肢があってなかなか楽しい。

 

こちらは冷蔵コーナー。漬物とジュースが並ぶのもご愛嬌。

 

やはり常温で保管できる品々の種類が多い。宝探しみたいな気分になる。

空港限定「明太キッシュ」を特別販売!

あれやこれや、楽しく買い物をして15分。春と言うのに「寒空のディスタンス」を保ちつつレジに並んで会計まで5分。車に戻った時は11時50分になっていた。今日が初日だったので、仕組みは変わっていくだろうが、そのくらいの時間は見ておいたほうがいいと思う。

 

さて、15分の間に、まあ、いろいろと買ったのだけれども、それらはまたいずれ料理に使って紹介するとして、自宅に帰って、さっそく食べたのが「明太キッシュ」である。

 

これが限定販売の「明太キッシュ」だ。か、かわいい。

 

福岡空港限定の商品ということで、これまで何度も買おうと思ったのだが、どうにもタイミングが合わないであきらめてきたのだ。そう、ぼくにとっては「まあまあ憧れの商品」だったのである。ぼくだって、キッシュ相手ならばこう言える。

 

「やっと、会えたね」

 

5個1500円。フライヤーを見た時点で買おうと決めていたのだが、レジ横のケースを見ると「特別価格900円」になっているではないか! うれしい。しみじみ、うれしい。得した。儲かった。いいのだ、小さな人間と言われようともいいのだ。だって、600円も安く手に入ったのですよ。小躍りを我慢するの、大変だったんだから。

 

「900円」は23日、24日、25日の限定だそうだ。みんな、急ぎ給え!

 

電子レンジであたためてもいいらしいが、オーブンでカリッと焼き直す。さて、飲み物は……やはり白ワインだろう。

 

いやいやいや、わかってますって。魚卵はとくに白ワインに合わない。魚の臭みが増幅されて大変なことになるからね。それくらいは知ってますよ、ぼくだって。

 

でもね、しっかり火が通った辛子明太子がホワイトソースと混ざり合うならば、きっとマッチするはずだ。

 

いいですね。はい、とてもいい。よだれ、出てますよ。

 

いただきます。おっ、ほう。タルト生地がサックリと心地よく割れて、その間からホワイトソースがトロリと舌の上に広がる。ああ、明太子いるな。存在感あるよ。しっかりとしたコクはポテトか。ははぁ、この歯触りと香りはしめじだな。それらをクリームチーズが包み込んで、おお、うむうむ、これはうまい。

 

そして、意外と辛いじゃないか! クリーミーなソースに隠れて、唐辛子はほとんど感じられないんだろう、と予測していたけれど、いやいや、ちゃんとピリ辛だ。明太子メーカーの面目躍如である。白ワインは想像通り、ばっちりだった。

唐辛子だけじゃなくて洒落も効いてる

もう、バレていると思うが、幼い頃から、ふくやのファンだ。だからノベルティがうれしい。

 

サービスでもらった、オリジナルの箱ティッシュ。さすが、洒落が効いている。どこだかわかりますか。

 

 

ここだ!

 

期間は「当面の間」だそうで、火曜日と水曜日は休みだから気をつけて。詳しくはこちらのサイトで。

元木哲三

ライター

鶏肉屋の三男として生まれたせいで幼い頃から飲食店が近しい存在で、飲めるようになってからは一日も酒を欠かしたことはなく、立飲みから高級店まで、まあ図々しく呑み喰い語る日々。今日も反省なく喰らう、喰らう。

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