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【1月まとめ?~私の食生活編~】いまさら……ローソン「Lチキ」の魅力に開眼✨ まとめ

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  2020/02/05   ※記事公開時の日付です


 

 

 

ここ1、2週間の食生活をふりかえって、とくに心が動いた料理について考えてみました。

「博多割烹ひだまり」(東区若宮)のランチコース

ランチコースのつき出し

 

実家で法事を済ませたあとに行ってきた「博多割烹ひだまり」は、父が常連で何度か行っていて、その度に期待以上の料理に出会える数少ない店。上質な食材を使ってていねいに作られているのがわかるつき出し。ここで勝負が決まってる。

 

椀物の代わりに雑煮風の小鍋、お造り5種、茶碗蒸し、尾崎牛のステーキ、天ぷら、真鯛の煮付け、味噌汁、それから鯛めしと来て、私と妹の旦那さん(20代!)以外の全員が後半は持ち帰り。母は1人5000円のコースを頼んだらしいが、神戸に住む叔父は「1万円ちゃうの?」とほろ酔いで満足そう。

 

冷静に考えても、私も叔父の感覚に賛成だ。母が間違えて高いコースを頼んでないことを祈っておこう。

荒江「ラーメン屋 游(ゆう)」の醤油ラーメン

「醤油ラーメン」750円

 

看板は白濁した豚骨ラーメンだが、二度目の来店なので「醤油ラーメン」を選んでみる。麺は自家製で、加水率やや低めの細麺。スープはクリアで透き通って見える。

 

ていねいにとられた豚清湯か。麺との相性が良く、醤油はしょっぱさと甘さが絶妙な味わい。塩度の調整がこれまたうまくて、最近こんなことはめったにないが、スープは最後のひとくちまで飲み干してしまった。肉厚なロース肉のチャーシューに煮玉子入りで750円、a.k.a. 荒江の良心。

ローソンの【Lチキ 旨辛チキン】

 

おそらく「からあげクン」と二大巨頭をなす、ローソンの大ヒット商品「Lチキ」。なんのことはない、ジャンキーなチキンの揚げスナックだろ。なんて思ってたら足元をすくわれる。厚めの衣はサクサクカリカリで、塩こしょうでガッツリ味が決まっている。端っこはさらに衣が厚めで、スナック感が強く出る。それでいて、中はあのしっとりチキンなのだ。「しっとり」というか、むしろ「みずみずしい」くらいやわらかい。

 

ここで初めて気がついた。そう、Lチキは食感のギャップを楽しむ食べ物なのだ。外のカリカリと中のしっとり感。その差があればあるほど舌は楽しくなる。けど、私の記憶の限りでは、たしかLチキはこれほど極度にサクサクしっとりしていなかったと思う。これが長年の研究開発にもとづいた商品リニューアルの賜物だとしたら、やっぱり日本ってすごい。

 

コンビニのフライドフードなので、もちろんそれほど高価な食材は使っていないはずだ。それでも、味づくりや調理技術で安い食材をおいしく仕立て、全国のコンビニで24時間売り続けているわけだから、大手コンビニチェーンの商品開発の底力を感じないわけにはいかない。その証拠に、ああ、Lチキの文章がいちばん長くなってしまっている!

※記事の内容は取材時点のものです。

安永真由

ライター/ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー/卵料理/純喫茶/洋食/古い店/お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。

 

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