旅行や日々のグルメ探訪に！ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

福岡市内から車で1時間ちょい

天気の良い金曜の夕方、午後16時半。福岡市内から車で走り、向かった先は福岡県嘉麻市だった。決してアクセスがいいとは言えない場所なのに、時間をかけてその地を目指した理由、それは「赤崎牛」！

 

「赤崎牛」とは、嘉麻市で親子二代にわたって牛を育てている赤崎さんちの牛のことだ。赤崎牛は生後約25カ月の若いメス牛に限られ、しかもその中から脂身の少ない肉だけを厳選する。その品質の高さと徹底した飼育方法が注目され、有名テレビ番組で紹介されて以来、全国にファンを持つ人気のブランドになった。

 

実は、その赤崎牛を新鮮でリーズナブルに味わえる牧場直営の店が、この嘉麻市山田にあるのだ。その目的地がここ、嘉麻市山田にある「トンチャン横丁」というわけだ。

 

 

築80年の古い市場を、赤崎さんが自らリノベーションして焼肉店に改装した。「古い市場」とだけ聞いていて少し覚悟はしていたが、オープンしたのは数年前。つまり、趣はそのままに、おしゃれできれいに整えられている。（お手洗いもすごくきれい！）

 

赤崎牛に興奮！

 

肉はショーケースから好きな部位を選び、スタッフさんに注文すると分量に応じてカットしてくれる。
ドリンクは冷蔵庫から自由に取り、空いた缶や瓶で最後に計算してもらう。

 

 

お皿やお箸などもセルフというシンプルなルールで、気兼ねせずにバーベキュー気分に浸れるので、これはかえってうれしい。

 

ヒレ（1400円／g）、サーロインステーキ（1000円／g）、リブロース（870円／g）、赤身（650円／g～）、ホルモン（500／g）などから好きな部位を好きな分量だけ選ぶ。ショーケースに並ぶ赤崎牛を見て興奮し、冷静な判断力を失った私たちは、結局おまかせでオーダーして、おすすめの部位を持ってきてもらった。

 

ヒレ、サーロイン、赤身、ホルモンなど数種類を、テーブルで炭火焼き。煙のにおいでさらに市場の情緒が増し、ビールが進むばかり。焼けたそばから豪快に赤崎牛をたいらげていく。

 

 

 

 

 

 

驚くのは、すごい勢いで食べても食べてもまだ肉が食べたくなり、全員が「まだ、もっと！」と最後までペースを落とさず食べ続けたこと。脂身には余分がなく、さらりとしているのでたくさんの量を食べることができるのだろう。

嘉麻市、たのしい！

ここで、赤崎さんに案内していただいて、徒歩数分の場所にある「射手引神社」の観月会へ。

 

 

地元の方々が手作りで持ち寄った惣菜やおにぎり、炊き出しの伊勢うどん（無料）までいただいた。野外ステージを鑑賞しながら食べる手作り料理は、赤崎牛にも負けない感動とインパクト。宮司さんや近隣のみなさんはとてもフレンドリーで、急に訪れた私たちも歓迎してくださってすごくうれしかった。

 

この日、ビールもワインもけっこう飲んだのに、会計はなんと1人4000円程度。福岡市内だと倍以上、東京だと3、4倍はかたいだろう。

 

ドライバーを見つけて数人で行けば、たくさんの種類味わえるのでさらにお得に。射手引神社にお参りして「トンチャン横丁」という理想の週末旅。この楽しみ方、福岡に住んでたら知らないと損！

 

 

※9月23日（月）はお休みだそうなのでご注意を！

 

★赤崎牛について詳しくはこちら（ホームページ）
★射手引神社についてはこちら（ホームページ）　

※記事の内容は取材時点のものです。