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2019年3月にリニューアルオープンした福岡市美術館の絶景レストランで限定スイーツ♡ レストラン プルヌス(中央区大濠公園)

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  2019/04/14   ※記事公開時の日付です

リニューアルした福岡市美術館へ

2019年3月末にリニューアルオープンした
福岡市美術館は、福岡市の中心部、
しかも大濠公園という
格好のロケーションに恵まれて
さらにその魅力を増していた。

 

シャガールやダリなどの西洋美術、
アジアや中国など大陸に由来する芸術、
そして、日本が独自に築いてきた
侘び寂び漂う作品が
一堂に会する贅沢な空間。

そのすべてを包みこむ前川國男の建築は
現代こそ素晴らしさを増している気さえする。

 

私が好きな前川國男スペース

 

大濠公園に面した2階のレストラン
「プルヌス」もその醍醐味のひとつ。
この立地でもっとも良い場所に
レストランを設置したのだと
のちに前川本人が語っている。

2階のレストラン「プルヌス」

リニューアルで内装が少し変わった
レストラン「プルヌス」は
ホテルニューオータニ博多の運営だ。

 

日曜の昼下がり。
店内に入ったら、公園側で眺めの良い
4人掛けのテーブルに案内してもらった。

 

オードブルやスープなど
アラカルトもあるけど
たくさんの作品を見て
頭がいっぱいになった後は
脳が甘いものを求めている。

 

スイーツのラインナップをチェックして
「大濠シュー」とホットコーヒーを
頼むことにした。

 

「大濠シュー」(400円)。セットドリンクのホットコーヒーは300円

 

大濠公園の新緑をイメージした
星野産の抹茶のカスタードクリームと
九州産の生クリームをサンド。
ここだけの限定品だ。

 

まずはクリームを味見して
ナイフとフォークでシュー生地をカット。

クリームを少しずつつけて
ちょっとずつ口に運ぶ。

ああ、なんて優雅な時間!

 

鮮やかな緑色!クリームたっぷり

 

抹茶のカスタードクリームは
苦味や香りも楽しめる大人の味で

空間ともマッチしている。

 

そして、鑑賞後のいちばんのデザート。
日が傾くにつれて
雲の隙間からこぼれる光や
湖面の反射の具合が変化して
このガラス窓もまた、一枚の絵のような美しさだ。

 

雲と夕日と大濠公園

シュークリームを食べるのに
こんなにじっくり時間をかけたのは
初めてかもしれない。

 

眼の前に広がる景色を眺めながら
ちょっとずつ押し寄せる口福とともに。

 

また来ます!

※記事の内容は取材時点のものです。

安永真由

ライター/ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー/卵料理/純喫茶/洋食/古い店/お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。

 

■店舗情報

店名 レストラン プルヌス
ジャンル レストラン、洋食、カフェ、スイーツ
TEL 092-983-8050
住所 福岡市中央区大濠公園6-1 福岡市美術館2階
交通手段 地下鉄大濠公園駅福岡市美術館口より徒歩約10分
営業時間 11:00~20:30、土日祝日9:30~20:30(LO各1時間前)
定休日 月曜、年末年始(美術館休館日)

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