
タンタン麺が好きなら雑餉隈に行くしかない!「麺房 孟渓苑」の奥深い世界 麺房 孟渓苑/もうけいえん(博多区銀天町)
あなたが「ざっしょ」に行くべき理由
西鉄天神駅から6駅離れた
雑餉隈(ざっしょのくま)駅。
普通電車に乗って約20分ほどで到着します。
「用事がなければ行かない」
あるいは
「その駅で降りたことすらない」
なんて方も少なくないでしょう。
さて、本日はそんな方々が
「どうしても雑餉隈で降りたくなる用事」
をつくってみせましょう。
寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
まずはこちらの外観をご覧あれ。

駅を出たらすぐに目に入る外観。右手に向かうと銀天町商店街です。
暖簾には「担々麺」
壁面には「幻の味」
室外機の上には
「みやうちいよかん」の赤い段ボール箱。
いかがですか。
雑餉隈駅にちょっと興味がわいたでしょう。
さあさ、遠慮せずにもっと近くに寄ってください。
毎日いつでも麺類&小丼で780円
ご覧ください、こちらが入り口です。

「孟渓苑タンタン麺」と「タンタン麺」の差額は200円!
引き戸に貼られたポップ。
「孟渓苑タンタン麺」(850円)
「冷やしタンタン麺」(630円)
「タンタン麺」(650円)
「中華丼」(600円)・・・・・・
引き戸を開けると
店内にはカウンターが10席ほど。
カウンターの向こうには
中国人の女性がひとり。
きっとこの方が店主です。

エプロンの後ろでキュッと結ばれたちょうちょがキュート。
左奥では麺を茹でるための
湯が沸いていて、
室内には香辛料の香りが漂っています。
メニューはこちら。

ワンタン麺は「人気」、タンタン麺は「一番人気」。ああ、どれも気になる!
「毎日・いつでも」の
麺&丼のセットは
4種類の麺
(ラーメン・ワンタン麺・チースー麺・タンタン麺)と
丼がどれでも組み合わせできて、780円。
※麺類を「孟渓苑タンタン麺」「酸辣湯麺」
「黒ごまタンタン麺」「豚角煮麺」の
4種から選ぶと980円です。
メニューを裏返すと、一品料理がずらり。
「えびの山椒風炒め」
「ホルモンジャガイモ」など炒めものや
「もち餃子」や「焼き餃子」といった点心など
全部で30品です。
(昼でも一品料理は注文OK)
タンタン麺&麻婆丼のセット
「孟渓苑タンタン麺」と「タンタン麺」の違いを
ぜひとも確かめたいところですが
あいにく、この日は一人だったので

ひき肉たっぷり、スープは濃い味です。

ぷるんっとした玉子麺。
セットの麻婆丼を注文すると
大きな鍋で手際よくつくってくださいました。

調理中、何度かくしゃみが出ました。サンショウの仕業かな。
完成したのがこちら。

卓上にあるラー油をかけるとなおグッド!
小丼といいつつ、
なかなかボリュームがあります。
タンタン麺は塩気が強かったのですが
この麻婆丼は甘みがあって、とろとろ。
タンタン麺、麻婆丼、タンタン麺、麻婆丼
と交互に味わうとなんともバランスが良く
もしかして店主は
お客が選んだ麺に合わせて
丼の味付けも変えているのか!と
感じるほどでした。
カウンターに置いてある3つのタッパー
タンタン麺と麻婆豆腐を
半分ほど食べ終わった頃、
目に入ったものがあります。

透けて見えるのは白・赤・黒・・・・・・。開けてみたいけど、勇気が出ない。
箸がそえてあるけれど、
「食べていいよ」とは言われてないし
「どうぞ」とも書かれていない。
ラーメン店の卓上にある
紅ショウガや高菜のような存在なのでしょうか。
ちょっとドキドキしながら蓋を開けてみると

大根の酢のもの。サッパリとして歯ごたえがシャキシャキしています。

カクテキ?と思いきや、こちらも酸味のきいたお漬け物です。

ザーサイかな?醬油味がしっかりしみていました。
どれも美味しい!
きっと、ぜんぶ手作りです。
辛いもの、味が濃いものを
食べているときの箸休めにぴったり。
そして、勝手に蓋を空けて
漬け物を食べる私を見ても
店主は何も言わなかったので
きっと誰が食べてOKなんでしょう。
「いや、店主に聞けばいいじゃん!」
と思ったあなた、一度、お店へ行ってみてください。
お店に入ったとき、
オーダーをするとき、
少々、ぶっきらぼうな店主に
びびってしまうのです。
でもでも、帰り際には
「アリガトウゴザイマシター」と
にっこり笑ってくれる。
それで、一気にこのお店の
ファンになってしまうんですナ。
■店舗情報

店名 | 麺房 孟渓苑(もうけいえん) |
---|---|
ジャンル | 中華 |
TEL | 092-501-8700 |
住所 | 福岡市博多区銀天町1-2-8 |
交通手段 | 西鉄雑餉隈駅から徒歩2分 |
営業時間 | 11:30~24:00 |
定休日 | 月曜 |
