
マンションの奥の奥に潜むブーランジェリー! Boulangerie Patisserie E-ji&co. (中央区大宮)
2018年4月にオープンした「Boulangerie Patisserie E-ji&co.」。アパートを改装した「パサージュ・エフ」内でも特に奥まった位置にある。ちょっと不便でも行きたい、リピート必須の商品を紹介します。
たどり着くまでが愛おしい

2階からは住居になっている
中央区大宮、住宅街の中にある「パサージュ・エフ」。
築26年のアパートを改装し、カフェやバーが入る施設になっています。
静かな町並みのなかに突然現れるので、注意しないと見失ってしまいそうです。
この中でも一番奥に、

パリのベーカリーってこんな感じなんだろうな、見たことないけど。
「Boulangerie Patisserie E-ji&co.」があります。
元は雑貨店だったそうです。オシャレな外観に緊張してきました。

フクロウがちょこん
入ると、思っていたより10倍オシャレでした。
空飛ぶホウキまで飾られています。
店主の上村さんは、熊本の有名店で16年間パティシエとして働いていたそう。
レストランではブーランジェリーのシェフを務めていて、今年春に福岡で「Boulangerie Patisserie E-ji&co.」をオープンさせたといいます。

手書きのポップにキュンとする
パンはハード系がメインです。
ピザのように大きなものもありますが、そちらはカットして買えます。

これでもかと詰められたチーズ
選んだのは「フロマージュ」(378円)。
クリームチーズ、ゴーダチーズ、チェダーチーズ、パルメザンチーズ、グリエールチーズを合わせバゲットに巻き込み焼いています。
オーブンで温めたら、ほら。

なぜ人は溶けたチーズにこんなにも魅了されるのか。
とろっとろに溶けたチーズがカリカリのバゲッドに絡みます。
5種も混ぜ合わせているのに、ライトな味わいでサクサク食べ進められます。
バゲットは皮はバリッと、中はしっとりもっちりとヒキが強いです。
上村さんに聞くと、加水率を高くして高温で焼き上げることで、この食感を生み出しているとのこと。
そして驚くのが、端っこまでチーズが入っていること!
写真では見えませんが、手に持っているところまでチーズが詰まっているのです。
スイーツも見逃せない
ショーケースにはケーキも並びます。

上段が通年商品、下段は季節のもの
右下から目が離せなくなっちゃいました。

タルト…なのかこれは。
季節限定の「ラフランスのタルト」(626円)です。
豪快な使い方にノックアウト。

カスタードが溶ける!
割ると、みずみずしいラフランスのなかには控えめな甘さのカスタードが。
下のタルト生地もしっとりと柔らかく、フォークでさっくり切れました。

ブリオッシュは底まで入っていてボリューミー。
「サバラン」(464円)はラム酒に浸したブリオッシュのこと。カスタードと生クリームを合わせていますが、なによりもラム酒の甘さが勝っています。
じゅわじゅわ~っとしみ出す感覚がたまりません。
アルコールに弱い方は酔ってしまいそう……買う時には注意してくださいね。
E-ji&co.で買った商品はパサージュ・エフ内のコーヒースタンド「SUP COFFEE」に持ち込めます。
スタンドでゆるりとコーヒーを飲みながらパンとスイーツを食べる休日、憧れるなあ。
■店舗情報

店名 | Boulangerie Patisserie E-ji&co. |
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ジャンル | ベーカリー、パティスリー |
TEL | 092-406-9279 |
住所 | 福岡市中央区大宮1-6-17 |
交通手段 | 西鉄平尾駅より徒歩7分 |
営業時間 | 10:30~19:30 |
定休日 | 火曜(祝日の場合は変動) |
