旅行や日々のグルメ探訪に！ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

大名に今年の8月に焼肉店がオープンしたの。
ずーっと気になってたんだけど、一人焼肉はまだvirgin。
そんな時に、大学の先輩がこう言ってきた。
「新しくできた焼肉屋に行こう！」

酒・ビール・焼肉なんて、仕事後の3種の神器じゃない

その瞬間、アタシは少し抵抗感があったわ。
なぜって、焼肉は人間の観察力と空気を読む力を試されるから。
なぜって、目上の方と焼肉屋に行ってごらんなさい。
「この人ってウェルダン派？それともミディアムレア派？」
「キチンとお肉たちを整列させたら、『こいつは神経質そうだな』と思われかねない」
「かといって、鍋の上で肉を散らかして置くのもどうかと思う」
「しまった、一枚ずつ丁寧に焼いてたら、上司が自分でどんどん焼き始めたわ！」
「ああ、ホルモン焼きすぎて真っ黒に……」
ほら、こんな心理戦が2時間も続くのよ。

カユいところに手が届くサービス

心配事でブルーな気分になってないで、せっかくの焼肉楽しみましょう！
ということで、まずは特大サイズのジョッキで乾杯。

 

さて、焼いていこうかしらと思ったそのとき、店員さんがケータイカバー用の袋を持ってきてくれたのよ。
「油が画面に飛んだら大変ですから」だって。確かに、いつの間にか肉の脂で画面がヌルヌルしてること、あるのよね。

神サービスよ。

 

 

お肉は基本的にスタッフが焼いてくれる

いよいよ、焼く時間がやってきたわ…と手に汗かき始めているとスタッフが
「お肉、焼いていきますね！」
ぬぬぬ？
アタシ、焼かなくていいの？？
「一番美味しいタイミングで食べてもらいたいので、スタッフ全員、焼き方の講習を受けてるんですよ」
そうやってニコッと笑うスタッフ「リンダマン」さんの笑顔が素敵でした。

そうと決まったらひたすら食べるわよ。

メニューに「ふたご」とつくのは、創業した社長、副社長が一卵性双生児だからですって！
ちなみに、この焼肉店は関東で36店、海外で10店も展開しているの。
そしてなんと、国内で関東以外に出店するのは初めてなんです。
「初めて」ってなんだか良い響きよね。

どんどん頼みます

お客さんの8割は頼む人気商品よ。
ミノ・ハラミ・ホソ・豚のアゴ肉・牛心の盛り合わせ。ミノは通常、牛なんだけど、ここでは豚の胃袋を使ってるの。肉厚で、噛み応えはあるんだけど牛よりも柔らかく、ポン酢ダレと相性◎。

 

「どれだけ焼いたらいいのかわからない部位トップ3」に入るわ。
スタッフに聞くと、皮を下にして、ほんのり焦げ目がつく程度まで焼いたら、脂の面はさっと火を通すだけでOKとのこと。

ここで網を変えてもらう

まだ2品しか焼いてもらってないのに、もう網チェンジしてもらって驚いた。
いつもなら、真っ黒に炭がこびりついた網の上で、お肉を炭まみれにしながら焼くのに…
スタッフ一人ひとりがテーブルの上の状況をよく把握してるのよ。さすがだわ。

 

ここではお肉を50～60gと半人前サイズに設定して、色々な部位をちょっとずつ食べられるよう工夫しているの。
あれも食べたい、これも食べたいとワガママなアタシにぴったりね。

 

 

「ご飯とタレだけで〜」なんてセリフがあるけど、タレもいらないわ。これだけでお代わりできちゃう。

 

 

チェジュ島の家庭の味を再現。優しい、どこまでも優しいの。二日酔いの次の日のしじみ汁くらい優しいのよ。

 

アフターケアまでバッチリ

お会計が済んだら、最後に「お口直しにどうぞ！」と飲むヨーグルトをもらった。

 

 

さらに、お店の外に出ると店員さんがファブリーズを持って出てきてくれたの。
美味しい匂いに包まれたアタシの体にまんべんなく振りかけて、笑顔で見送ってくれたわ。
アタシたちが通りの角を曲がるまで、ずっと笑顔でね。