
「島は好きですか?」天神から約10分! 船に乗らなくても行ける今泉の”秘島”に行ってきた。 離島キッチン(中央区今泉)

木々に囲まれています。
島に行きたい
海が好きで、島が好きで
そこまで行く船路も好き。
けどそんなにしょっちゅう
島には行けない。
そんな人のために
今泉の秘島「離島キッチン」があります。
以前、河野もレポートしていますが
どうしても書きたくて。
☆前回の記事はコチラです。
薄暗い路地を進むと
看板がぼんやりと照らされる秋の夜。

夜定食もあります。
どこからともなく虫の声が響き
本当にどこかの島にいるような気分になります。
徳之島、甑島、奥尻島、八丈島、隠岐島……。
島の名前を見るだけで
ああもうたまらない。

行灯の光を頼りに奥へ進みます。
長いアプローチを抜けてのれんをくぐり
古民家を改装したお店へ入ります。

店先の庭がライトアップされて幻想的です。
島の民家に来たみたい
夜は月替りで「特別献立」が登場します。
そのなかから
「兵庫県 淡路島 タコの唐揚げ」
「長崎県 五島列島 福江島 かつおの生節」
「小値賀島の茹でピーナッツ」
を注文しました。

焼酎にぴったりのアテです。
つきだしは2品。
壱岐島のわかめポン酢と
鶏の煮物です(詳細を忘れてしまった!)。
お酒は麦焼酎「壱岐ゴールド」。

プリッとしています。
「兵庫県 淡路島 タコの唐揚げ」は
足が短くて太く、しっかりとした
歯ごたえがあるのが特徴です。
ひと口目は何もつけずにそのまま、
次はレモンで味付けをしていただきます。
旨みが強いのでレモンはけっこう
多めに絞るとバランスが良くなります。

マヨネーズにゆずごしょうを溶かして食べます。
「長崎県 五島列島 福江島 かつおの生節」は
五島椿などの原木で一本一本
じっくり丹念に燻しあげるそうです。
「生節」を食べるのは初めて!
こんなにしっとりと仕上がるとは。
おつまみには
「小値賀島の茹でピーナッツ」です。
器もかっこいいですね。

甘みが強くホクホクとしています。
赤土が多い小値賀島では
粘着質な火山灰土の土壌を活かして
落花生の栽培をしています。
まだいけそうだったので
「八丈島のムロアジメンチカツ」
「徳之島のたまごおにぎり」
を追加しました。

レモンを絞ってもおいしくいただけます。
「ムロアジ」は
「くさや」に使われる魚だそうです。
えっ!くさや!
けど、くさくないので心配はいりません。
メンチカツはジュワと脂が染み出して
お肉のような食べごたえがあります。
シメはこちら。

大きさはこぶし大です。
「徳之島のたまごおにぎり」です。
白ごはんのおにぎりを
薄い玉子でくるんだものです。
おにぎりの中には豚味噌が入っています。
その日いらっしゃった
お店のスタッフさんが徳之島(鹿児島)ご出身で
「朝食で食卓に並んだり
お母さんがお弁当に持たせてくれたりするんですよ」
と教えてくださいました。
お姉さん!!
徳之島ご出身だったんですね!!
実はずっと聞きたかったんです、出身地。
島出身の方がいるだけで興奮します!!

鹿児島県奄美大島の味噌を使用しています。
味噌汁がまた、温まるんですわ。
全国の島の食材がそろいます
使う食材はスタッフさんが現地に足を運んで
一つひとつセレクトしているそうです。
実際に現地に行った方や
島出身の方に話を聞くと
料理とお酒の楽しみがさらに広がります。
店内には九州を中心に
全国の島のパンフレットや
書籍、ショップカードなど
島の情報が集まっています。
アンテナショップの役割もあるんですね。
お姉さん&お店と私の距離が縮めてくれた
「たまごおにぎり」に感謝!
11月は「熊本県天草」特集みたいですよ\(^o^)/
※記事の内容は取材時点のものです。
■店舗情報

店名 | 離島キッチン 福岡店 |
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ジャンル | 和食、居酒屋 |
TEL | 092-406-4151 |
住所 | 福岡県福岡市中央区今泉2-1-75-1 |
交通手段 | 西鉄バス「今泉一丁目」から徒歩約5分、西鉄福岡(天神)駅より徒歩約10分 |
営業時間 | 11:30〜14:30(L.O.14:00)、18:00〜22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30) |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日) |
