
サイドメニューのトーストも人気! たった6席だけの浅煎り専門コーヒースタンド Good up Coffee(中央区高砂)
浅煎りコーヒーの魅力
コーヒーなら深煎りかエスプレッソ、
と決めていた私にとって衝撃的だった
浅煎りコーヒーとの出会い。
それが「Good up Coffee」での出来事でした。
店主の柴田さんが
もとは八百屋だった小さな物件を
自らの手で改装して2007年4月にオープン。
6席ほどのスペースは
あっという間に埋まってしまいます。
窓から光が入ってきて
白とグレーをベースにした店内は
さらに明るくなります。
雨の日の光景も、けっこういいんですよ。
さて、コーヒーです。
ここで味わえるのは浅煎りのみ。
昔、某大手コーヒーチェーンに勤めていた
柴田さんを魅了したのは、
同僚でもある友人が淹れてくれた
浅煎りコーヒーだったといいます。
3、4種類の豆はすべて浅煎り。
そのなかから好みの風味を選んで注文し、
できあがりを待ちます。
たとえば、ある日の
ドリップコーヒー(450円)のラインナップは
【エチオピア】GEDEB / AND COFFEE ROASTERS
<PROCESS> NATURAL
<ROAST LEVEL> 浅煎り
<TASTES>赤ワインのような芳醇さとベリー類を思わせるフレーバー
【エチオピア】TSEHAY TSEFERA / COFFEE COUNTY
<PROCESS> NATURAL/WASHED
<ROAST LEVEL> 浅煎り
<TASTES>フルーティな酸味とブラックティーのような風味
【ケニア】KIANGOI / AND COFFEE ROASTERS
<PROCESS> WASHED
<ROAST LEVEL> 浅煎り
<TASTES>トマトやオレンジのようなジューシーな酸味
【ブラジル】SITIO SAO LUIZ NATIONAL WINNER2017 / AND COFFEE ROASTERS
<PROCESS> PULPED MUCILAGE REMOVED
<ROAST LEVEL> 浅煎り
<TASTES>柔らかな後味で余韻が長く続く
味わいがメニューに明記されているので
コーヒーに詳しくなくても選びやすい。
豆の産地、農園、仕入れ先などもわかるので
コーヒーフリークならこちらを参考に
選ぶ時間も楽しむことができるんです。
この日私が頼んだのは
一番上のエチオピアの浅煎り、
「赤ワインのような芳醇さと
ベリー類を思わせるフレーバー」でした。
たしかに、想像もしなかったような
鮮烈でキレのある香りがふわりと漂い、
そのあとで華やかさが追いかける。
飲み口は軽く、まろやかで
すうっと口中で広がっていきます。
「浅煎り=薄い」のイメージが
まったく消え去ったこの瞬間。
浅煎りコーヒーがこんなに味わい深いことを
今まで知らずに生きていたなんて!
もうひとつの名物
こちらのもうひとつの名物は
「自家製あんこトースト」(650円)。
人気店「パンストック」製のパンに
北海道産の小豆がたっぷりとのります。
やさしい甘さのあんこに、塩味がピリリ。
ちょうどいいおやつになりました。
※記事の内容は取材時点のものです。
■店舗情報

店名 | Good up Coffee |
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ジャンル | コーヒー |
TEL | なし |
住所 | 福岡県福岡市中央区高砂1-15-18 |
交通手段 | 西鉄薬院駅から徒歩約10分 |
営業時間 | 12:00~20:00、水・日~18:30 |
定休日 | 木曜 |
