
取材拒否の名店! 9割がカツ丼を頼む「狐狸庵」 狐狸庵(大野城市三笠川)
うどん店なのに
三度の飯より米が好き、私です。
大野ジョーくんの支配下、大野城市に来ています。
目的はこれ。
知ってらっしゃる方も多いでしょう。「狐狸庵(こりあん)」です。
何が有名なのかというと、「うどん店なのにほとんどの客がカツ丼を頼む」こと。
しかもメディアの取材は拒否しているのだそうです。
アポなしのクイッターズだからできる! 潜入です。
フル回転
お前にこの店が取材できるのか、と問うてくる仙人。
日曜日の13時、駐車場は満車。
客層は家族連れ、カップル、高校生と幅広いです。
メニューはいたって普通。むしろうどんがメインの作りです。
しかし誰もが席に着くなり
「カツ丼」「カツ丼2つ」「カツ丼とうどん」
と注文している……。
店内を見渡すと、98%の人がカツ丼を食べていました。
漬け物がたっぷり
待ち時間のお楽しみ。
卓上には高菜とたくあん、昆布の佃煮が入った桶が。
小皿にとってちまちま食べながら、メインを待つのです。
この桶、2つのテーブルに1つしかないため
「漬け物いいですか」「あっ、どうぞ」「何度もすみません」「おいしいですよね」
と他のお客さんと会話が生まれます。
そのために置かないのか? 狐狸庵の術中にはまってしまいました。
これがウワサの
来ました!!!
カツ丼(850円)とミニうどん(220円)です。
「うどん、全然ミニじゃないやんけ」という声は置いといて。
濃いめのダシで煮られたカツ、くたくたになるまで火を通したタマネギ、そして混ぜすぎない半熟の卵。
もう、ルックスが旨い。中身も良い男に違いありません。
1cm幅のカツは、箸で切れるほど柔らかい。
チャーシューのような肉感でした。揚げる前に煮ているのでしょうか?
甘辛いカツにとろとろの卵が絡んで、あー、たまらん。
米をかきこみます。間にうどんを挟んでリセット。
永遠にカツ丼を食べられそうです。
「狐狸庵」のすごいところは、店を出たあとにも感じました。
あんなに濃い味だったのに、後味はさっぱり。
舌に残るカツの味を、私はいつか忘れてしまうのでしょうか。
もう一度会いたい。そう思わせてくれる、本当に良い男でした。
■店舗情報

店名 | 狐狸庵 |
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ジャンル | カツ丼、うどん |
TEL | 092-503-1202 |
住所 | 大野城市御笠川3丁目9−6 |
交通手段 | 都市交「大野城」より車で3分 |
営業時間 | 11:00~15:00、18:00~21:00 |
定休日 | なし |
