旅行や日々のグルメ探訪に!ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

「ああっいけません。大名さま……!」 ホルモン大名。(中央区大名)

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  2018/05/12   ※記事公開時の日付です

 

「よいではないか、よいではないか」

「いけません、大名さま。ああっそんなツヤツヤのお身体を晒してしまっては他のものに示しがつきませぬ。」

 

なんて、遠山の金さんのワンシーンみたいなことが日夜繰り広げられているわけじゃあないんです、福岡市中央区大名。

今日はこのダイミョーの町の「大名」に会いに行ってきましたバイ。

 


お店は大名郵便局のすぐそば。路地裏の二階にあります。

階段を上がるとシンプルな白いノレンにジョンレノン、じゃなくて「ホルモン大名。」の力強い文字。

 

 

そういえばワタクシ、恥ずかしながらもつカレーを食べたことがない。

そんなわけで、初めては「ホルモン大名。」に捧げます。

いざ、ロスト”もつカレー”バージン

 

 

待つこと5分。もつカレーがやってくる。

牛や豚だと口に入れた後の感じが大体想像出来るが、モツは未知だ。

始めにカレーソースをこそぎ落としてモツだけの味を噛み締めたほうがいいのか、それとも、カレーに絡めて、なんならご飯も一緒にぐあっと一気に食べたほうがいいのか?

もしかしたら、噛んだ途端に「プー」とかいきなり音がなったりしないだろうか。

あるいは、飲み込む瞬間にギザギザに変態して喉の奥に引っかかったりするんじゃあないか。

グニグニ、グニグニ、グニグニ。

 

想像はこれくらいに、パクッとひとくち。
グニグニ、グニグニ、グニグニ。
他のお肉と違ってお口の中の滞在時間が長い。京都だったら、ぶぶ漬けを勧められちゃうくらい長い。

しかもこの味、なんだかムショーにビールが飲みたくなってくる。仕事の休憩中なのを忘れて「すみません、ビール下さい」の「B」まで出かかった、あぶない。

カレーソースはモツの脂が染みているからだろうか、ほのかな甘みも感じる。

テカテカの姿から想像もつかなかったが、胃がもたれるような重さはない。どっちかというとサッパリ。

ある日突然悪びれもなく「別れよう」と言ってくる女性のようである。サッパリアッサリ、バッサリ。

 

ちなみに

 

ご飯大盛りにするとソースの量がちょっと物足りなく感じるかもしれない。

初めてのもつカレーに浮かれていると、あっという間に白い砦のみが残った。うーん、計算ミス。

 

 

 

前田桜子

ライター

自称“踊るライター”。アルゼンチンタンゴと読書をこよなく愛し、酔うとおもむろに「神田川」を歌いだす。和食、洋食、辛いものに甘いもの、何でもござれ。

 

■店舗情報

店名 ホルモン大名。
ジャンル カレー
TEL 092-712-7375
住所 福岡市中央区大名1-3-53 ARK KONYAMACHI 2階
交通手段 地下鉄天神南駅より徒歩8分
営業時間 昼12:00~14:00、夜18:00~25:00
定休日 水曜

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