旅行や日々のグルメ探訪に!ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

本物のネパールを知っていますか ナングロ (博多区千代)

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  2018/03/22   ※記事公開時の日付です

ナンで食べるインドカレーのお店にはネパールの国旗が掲げられているところが多い。
我々の間ではその手のカレー屋を“印ネパ系”と呼んでいます。
過去に紹介したバジェコセクワハウスやブッダは印ネパ系。
印ネパ系は皿からはみ出すナンとインドカレーがメインメニューにドーンと。そしてサイドメニューや別冊のメニューにネパール料理が含まれていたりする。
ナングロもそんな印ネパ系かと思いきや、潔いほど100%振り切ったゴリゴリのネパール料理のお店でした。

外観からネパールカラー

場所は東公園の近く、福岡市民病院の向かい側。

見てください、このネパールカラー。
だがしかし国旗が劣化しすぎて縁取りが欠け、「国旗と同じ色!」とは気づかれにくいのかもしれない。
焼肉屋さんの2階、入り口は角を曲がったところにあります。

見上げなければ見つけられないかもしれません。
上を向いて歩こう。
英語表記はNanglo Ghar
カタカナではナングロ。
ガルはどこ行ったのか。

ファミレスのように広々


装飾は控えめ、ざっと40人くらいは入りそうな広さです。

テーブルとテーブルの間隔が広くて、落ち着きます。

ネパールの 本物料理 居酒屋


メニューです。

本格ではなく、本物。
“究極の”や“至高の”なんかより、現地の人が言う“本物”が最強な気がします。


メニューは昼夜共通のようです。
ネパールではおなじみの脳みその炒め物や干し肉、蒸し餃子のモモなど一品料理が豊富。

カレーがメインのセットメニューがこちら。
「ネパールのおいしいご飯のブランド」とは何ぞや。
ところどころ見つかる怪しい日本語もご愛嬌です。
ダルバトセット(900円)に決めました。

ライスと豆カレーお替り自由!

まずはサラダ。

少々荒ぶったサラダ。甘めの胡麻ドレッシングです。


メインのカレーはラムかチキンか選べます。

右上からラムカレー、豆カレー、ニンジンキュウリ、酸っぱいケチャップみたいの、大根の酸っぱ辛い漬物、ニンジンかと思いきやもやしのピリ辛の漬物、ホウレンソウの炒め物。
この金属の聖杯のようなカレー皿はなかなか保温力がある。持つと熱いので気を付けて。

食べやすい形にしました。
豆カレーは優しくマイルドなお味、ラムカレーは肉肉しく程よい辛さ、骨からでた旨みが濃厚です。
漬物の味が濃くてご飯に合う。
ご飯はボリュームがあるように見えますが、お米自体が軽いのでさくさく食べれます。
集中して無言になる美味しさ。

魅力的な揚げパン


プリタルカリ(揚げパンとじゃが芋カレー)400円。
揚げパンはパンパンに膨らんでますが中は空洞。香ばしくパリパリ、だけどかなり歯ごたえがあります。初めて食べたけれど、これを毎日の主食にしたい。じゃが芋カレーはサラサラで意外に辛い。
メインの一皿を食べた後二人でシェアするのにちょうどいい量でした。

合掌でお見送り

お会計を済ませた後、お兄さんが素敵な笑顔と合掌で見送ってくれました。
これぞネパール。

ドアの外に、手で回すことによってお経を唱えるのと同じ効果があるとされる例のアレがありました。
ネパールに行ったことはないしネパール人の知り合いもいないのに、なぜ私はその用途を知っているのか。
たぶん、世界ふしぎ発見のおかげ。

檜原尚

タイマッサージセラピスト、カレー屋見習い

個人サロン“タイ古式マッサージロータス”を営みつつカレー屋に憧れ、“ヒノキハラカリー”として間借りなどでカレー活動しています。ビールとウイスキーが大好物。目標はタイマッサージとお酒とカレーを融合した店を出すこと。

■店舗情報

店名 ナングロ
ジャンル カレー、ネパール料理
TEL 092-207-4007
住所 福岡市博多区千代1丁目31−19
交通手段 吉塚駅から385m
営業時間 11:00~23:00

日曜営業

定休日 無休

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