
日本人の舌に寄せていない現地色の濃い印ネパ系カレー インド&ネパール料理ブッダ(南区向野)
最近ネパール料理のお店が増えたような気がします。
ちょっと前に、インド料理屋の従業員はほとんどがネパール人だという話題がテレビで紹介されましたが、インド以外のカレーも注目されるようになった昨今、俺の国のカレーも食べてくれ!という熱い思いでネパールの国旗を掲げるカレー屋さんが増えてきたということでしょうか。
日本語の看板すらどこか外国っぽい
ブッダは日赤通り沿いの第一薬科大の少し先にあります。レクサス、南市民センターの斜向かいです。
外壁にはメニューがこれでもかというほど張り巡らされ、中は薄暗くほとんど見えないのでやや不安を覚えますが、オープンの文字が光っていれば堂々と入りましょう。
きっとネパールの食堂ってこんな感じ
そんなに明るくない店内、おそらくネパールの音楽であろう、口ずさみたくなるメロディーのゆったりとした曲がエンドレスリピートしています。
ネパール行ったことないけど、きっとこんな感じなんでしょうね。
意外と奥に広く、エベレストが見えるお座敷席もあります。
インドもネパールも色々ある
メニューです。ところどころフォントが面白い。
インド系のセットメニューが豊富です。ナンまたはライスのお替り自由。
そしてナンの種類も豊富。
チョコナン、ごまナン、ココナツナン。カレーと合うのか気になります。
こちらはネパールのプレートメニュー。
左下は「ダルバットセット980円」。
ダル(豆のカレー)とバット(ご飯)をメインに副菜と一緒に食べる定食のようなもので、ネパール料理と言えばこのスタイルだそうです。
ダルバットセットにおかずとデザートが増えた「タカリセット1300円」に決めました。
メインのカレーはチキンとマトンから選べます。
謎のスープが旨い
お冷とともに、謎の白濁したスープが運ばれてきました。
鶏ガラスープにショウガとスパイスが効いたもの。水炊きのお店で最初に出されるスープのような。これだけお替りしたいくらい好きな味でした。
好きに食べたらいいんじゃない
真ん中にご飯の山とパパド、手前左の丸い器から豆カレー、マトンカレー、はちみつ入りヨーグルト(デザート)、ギー(バターのようなもの)、ジャガイモのカレー炒め、ホウレンソウ(たぶん)のスパイス炒め、歯ごたえのある茶葉の佃煮みたいなの、大根と豆の辛い和え物、辛くて濃いドレッシング、ニンジンキュウリ。ご飯の奥の揚げた魚はサービスしてくれました。
おかずが多いって、嬉しい。
本場の人がどうやって食べるかは分かりませんが、ひとまずカレー2種とヨーグルト、ギーの器を皿から出し、カレー2種を空いた場所に出したんですが、このカレー皿があっつい熱い!金属性で保温力が高そうです。スプーンで食べるなら少しずつ出してご飯とまぜまぜするのがいいかもしれません。でもネパール人は片手だけで食べるはず・・・やはりカレーは先にぶちまけるのが本式でしょうか。
ギーをそれだけで食べたのは初めて!油っぽくないさっぱりしたバターみたいな味です。
ご飯はパサパサ系ではなく、バターライスのような香りがあって、しっとりもちもち系で程よい硬さで好みのタイプ。
カレーはそんなに辛くなく、おかずは辛さが効いています。マトンは骨付き、旨みがしっかり出ています。
ミールスのように全体を混ぜてもいいでしょうし、それぞれのおかずにしっかり味がありそれだけでご飯が進むので、別々に食べてもじゅうぶん楽しめます。
連れが頼んだネワリセット。
タマゴの台座になっているのは炊いたご飯をつぶして乾燥させたお米のフレークのようなもの。
干し肉を使った辛い和え物がメインのようです。
アツアツのカレーがないので夏にいいかもしれない、という感想でした。
食べている途中で店員さんが「カレーとライス、お替りできますよ」と。
え、カレーも?
セットの種類によるのかもしれませんが、豆カレーとマトンカレーのどちらもお替りできるそうです。
(※ただし肉は含まれないとのこと。)
太っ腹すぎやないですか。
チャイは甘め
食後にチャイ(200円)を注文。
牛乳と紅茶の味がしっかりしたミルクティーといった感じ。
お店の方はとってもにこやかで丁寧な接客でした。
お客さんの半分くらいはネパール人のようです。
本場の方が食べに来るってことは、本場の味ってことですね。
ネパールは活用によってネパーリになるんですね。
タイマッサージセラピスト、カレー屋見習い
個人サロン“タイ古式マッサージロータス”を営みつつカレー屋に憧れ、“ヒノキハラカリー”として間借りなどでカレー活動しています。ビールとウイスキーが大好物。目標はタイマッサージとお酒とカレーを融合した店を出すこと。
■店舗情報

店名 | インド&ネパール料理ブッダ |
---|---|
ジャンル | カレー |
TEL | 092-775-4007 |
住所 | 福岡市南区向野1丁目2−11 |
交通手段 | 高宮駅から721m |
営業時間 | 11:00~22:30 日曜営業 |
定休日 | 木曜日 |

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