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くちどけゼロ秒! 冬でも食べられるかき氷 おいしい氷屋 天神南店(中央区渡辺通)

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  2017/12/05   ※記事公開時の日付です

今の気温は10℃前後。

 

冬もだいぶ本格的になってきた。

 

今日は風も強い。マフラーも必須だ。

しかし私は、かき氷屋の目の前に立っている。

11月9日(火)にオープンした、「おいしい氷屋 天神南店」の前に。

口の中で起こる一瞬のできごと


店内に入るとまず注文。

 

一番人気は「抹茶マスカルポーネ」(800円)らしい。

 

他には「ヨーグルトベリー」「チョコレートスノー」も売れ筋。

 

迷わず「抹茶マスカルポーネ」を注文する。

 

4席あるカウンターは目の前に削る機械があるので、作っている様子を間近で見られる。

薄い氷が降り積もっていく。この削り加減がくちどけを左右する。

 

より鋭い刃でより薄くすることを心がけているそうだ。

そうして出来上がったかき氷。

 

見事に積もった氷の上に「星野製茶園」の抹茶が降りかかっている。

 

さらにそれらを覆うマスカルポーネ。

 

阿蘇の牛乳で作ったソースをプラスしていて、濃厚で甘い。少し苦めの抹茶によく合う。

 

そして肝心のくちどけ。

 

 

ない。

 

 

もうない。「どうかな」と考えたときには口の中で水に戻っている。

もう一口食べる。

 

 

やっぱりない。

 

 

評判通り、本当に一瞬で溶けてしまう。

3日かけて作る透明な氷

このくちどけを作り出しているのが、先ほど説明した削るときの薄さと

この透明な氷だ。

 

-8℃で3日間、ゆっくりかき混ぜながら冷やしていくと、純粋な水が外側から凍り始める。

 

不純物は最後まで凍らずに残るので、純度99.9%の氷ができるのだ。

 

これを削る前に店内で0-1℃の温度の氷にすることで、あのふわふわ感とくちどけを生み出せる。

 

すぐに口の中で溶けてしまうので、あまり体も冷えず、頭も痛くならない。

 

まさにオールシーズン食べられるかき氷だ。

星野拓

ライター

見た目は30代、本当は20代な理系ライター。自らの研究対象を料理に変え、福岡の街でフィールドワーク中! 食べるのに夢中で職務を忘れるのが玉に瑕。好きな栄養素は炭水化物とアミノ酸。

 

■店舗情報

店名 おいしい氷屋 天神南店
ジャンル スイーツ
TEL 092-732-7002
住所 福岡市中央区渡辺通5-14-12

交通手段 西鉄福岡天神駅から徒歩6分<
営業時間 11:00~19:00
定休日 月(祝日の場合翌平日)

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