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金曜限定スペシャリテは世界一?! 本当は教えたくない薬院のビストロ「Avril」 Avril(中央区薬院)

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  2017/12/01   ※記事公開時の日付です

 

 

フランスの観光名所・モンサンミシェル島。
ここ、実はムール貝の名産地なんです。

プランクトンが繁殖しやすい特異な地形なんだとか。
品質は世界最高品質と評されるほど。

そんな上質なムール貝が食べられるお店が

福岡市内にあるんです。

……本当は教えたくない。

 

でも、白状します。

 

薬院にあるビストロ「Avril(アヴリル)」で、
毎年11月上旬から提供されています。

 

シェフは、数年前に天神のプラザホテル・プルミエに入っていた
フレンチ「バル・ミュゼット」出身。

2005年に独立して「Avril」をオープンしました。
店内はカウンターのみ10席。

ムール貝の入荷は毎週金曜日。
それほど大量に入荷するわけではないので当然先着順。

このムール貝を目当てに、約2か月の提供期間中に
毎年5回以上来店する人もいるとか。

 

すごい!

 

さあ、目当てのムール貝。
白ワイン蒸し(1600円~)でいただきました。

 

モンサンミシェルのムール貝の殻はやや小ぶり。
ぷりっとしたオレンジ色の身がしっかりと詰まっています。

 

 

なめらかでやわらかい。甘みもあります。

おいしい……。

食べる手が止まらない!

 

このスープもまたおいしいんですよね。
白ワインにバター、フレッシュパセリ。

ムール貝の旨味を生かす、

シンプルで品の良い味付けです。

他のメニューも好き。

 

アミューズに自家製ピクルス。

「旬のきのこのソテー」(1600円)。
シイタケ、タモギダケ、ハナビラダケ(だったかな?)など数種をガーリックソテー。

絶妙な塩加減です。

「ブルゴーニュ風エスカルゴ」(6P・1000円~)。
たっぷりのバターにバジル、ガーリック。これこれ、ビストロらしさって。

「アンディーヴ、ゴルゴンゾーラのサラダ」(1600円、小950円)。
さわやかなホワイト・ドレッシングと確かリンゴが入っていたような。

アンディーヴの苦味とリンゴの甘み、ゴルゴンゾーラの香りとコク。
ワインはミネラルの多い白が合いますね。

「豚ホホ肉のビール煮込み ベルギー風」(1900円)。
鴨もも肉のコンフィ、とかフランス産鴨ムネ肉とイチヂクのロースト、

とか頼みたくなるところを、この日は趣向を変えて豚ホホ肉。

ビールで煮込むと牛みたいにホロホロに。

インゲン豆とジャガイモを合わせるのも良いですね。

粒マスタードをつけていただきます。

 

食後はデザートを。

デザートには「ハチミツのアイスクリームとレモンのグラニテ」(700円)。

それから「エスプレッソのグラニテとミルクシャーベット」(700円)。

 

ちなみにチャージ(アミューズとパン)は400円。
パンは「ブーランジェリーL’est」のパンが4数種くらいいただけます。

 

それほど頻繁に足を運ぶわけではないのだけど、
私、ここのシェフの味がけっこう好きなんですよね。
食材の選び方や調理の仕方、味付け、メニュー構成、どれも好み。

 

ムール貝のほか、12月には牛ホホの赤ワイン煮がメニューに登場するらしく、
それもまた人気のようです。

(食事中、常連のお客さんからの電話の問い合わせがありました)

食べに行かなきゃ!

※記事の内容は取材時点のものです。

安永真由

ライター/ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー/卵料理/純喫茶/洋食/古い店/お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。

 

■店舗情報

店名 Avril
ジャンル フレンチ
TEL 092-712-5282
住所 福岡市中央区薬院2-11-24
交通手段 薬院大通駅から徒歩5分、薬院駅から徒歩10分
営業時間 18:00~翌2:00 (L.O.翌1:00)
定休日 水曜(祝日の場合は要確認)

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