
金曜限定スペシャリテは世界一?! 本当は教えたくない薬院のビストロ「Avril」 Avril(中央区薬院)
フランスの観光名所・モンサンミシェル島。
ここ、実はムール貝の名産地なんです。
プランクトンが繁殖しやすい特異な地形なんだとか。
品質は世界最高品質と評されるほど。
そんな上質なムール貝が食べられるお店が
福岡市内にあるんです。
……本当は教えたくない。
でも、白状します。
薬院にあるビストロ「Avril(アヴリル)」で、
毎年11月上旬から提供されています。
シェフは、数年前に天神のプラザホテル・プルミエに入っていた
フレンチ「バル・ミュゼット」出身。
2005年に独立して「Avril」をオープンしました。
店内はカウンターのみ10席。
ムール貝の入荷は毎週金曜日。
それほど大量に入荷するわけではないので当然先着順。
このムール貝を目当てに、約2か月の提供期間中に
毎年5回以上来店する人もいるとか。
すごい!
さあ、目当てのムール貝。
白ワイン蒸し(1600円~)でいただきました。
モンサンミシェルのムール貝の殻はやや小ぶり。
ぷりっとしたオレンジ色の身がしっかりと詰まっています。
なめらかでやわらかい。甘みもあります。
おいしい……。
食べる手が止まらない!
このスープもまたおいしいんですよね。
白ワインにバター、フレッシュパセリ。
ムール貝の旨味を生かす、
シンプルで品の良い味付けです。
他のメニューも好き。
アミューズに自家製ピクルス。
「旬のきのこのソテー」(1600円)。
シイタケ、タモギダケ、ハナビラダケ(だったかな?)など数種をガーリックソテー。
絶妙な塩加減です。
「ブルゴーニュ風エスカルゴ」(6P・1000円~)。
たっぷりのバターにバジル、ガーリック。これこれ、ビストロらしさって。
「アンディーヴ、ゴルゴンゾーラのサラダ」(1600円、小950円)。
さわやかなホワイト・ドレッシングと確かリンゴが入っていたような。
アンディーヴの苦味とリンゴの甘み、ゴルゴンゾーラの香りとコク。
ワインはミネラルの多い白が合いますね。
「豚ホホ肉のビール煮込み ベルギー風」(1900円)。
鴨もも肉のコンフィ、とかフランス産鴨ムネ肉とイチヂクのロースト、
とか頼みたくなるところを、この日は趣向を変えて豚ホホ肉。
ビールで煮込むと牛みたいにホロホロに。
インゲン豆とジャガイモを合わせるのも良いですね。
粒マスタードをつけていただきます。
食後はデザートを。
デザートには「ハチミツのアイスクリームとレモンのグラニテ」(700円)。
それから「エスプレッソのグラニテとミルクシャーベット」(700円)。
ちなみにチャージ(アミューズとパン)は400円。
パンは「ブーランジェリーL’est」のパンが4数種くらいいただけます。
それほど頻繁に足を運ぶわけではないのだけど、
私、ここのシェフの味がけっこう好きなんですよね。
食材の選び方や調理の仕方、味付け、メニュー構成、どれも好み。
ムール貝のほか、12月には牛ホホの赤ワイン煮がメニューに登場するらしく、
それもまた人気のようです。
(食事中、常連のお客さんからの電話の問い合わせがありました)
食べに行かなきゃ!
※記事の内容は取材時点のものです。
■店舗情報
店名 | Avril |
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ジャンル | フレンチ |
TEL | 092-712-5282 |
住所 | 福岡市中央区薬院2-11-24 |
交通手段 | 薬院大通駅から徒歩5分、薬院駅から徒歩10分 |
営業時間 | 18:00~翌2:00 (L.O.翌1:00) |
定休日 | 水曜(祝日の場合は要確認) |
