旅行や日々のグルメ探訪に!ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

地球上で2番目にうまい!? のんき屋 高砂店(中央区高砂)

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  2017/11/01   ※記事公開時の日付です

日赤通りを天神方面に向かう途中、黄色と赤で目立つお店がある。
立ち止まって、次に衝撃を受けるのが店舗外壁に書いてあるこの一言。

「地球上で2番目にうまい店」

そして上下逆さまの「ラーメン」の文字。

気になる要素が満載だが、道を歩く人は特に誰も気にしていない様子。
地元の人にとっては見慣れた風景なのだろうか。

やっぱり逆さま

まずびっくりするのが、意外に店内が狭いこと。
というよりは、奥行きがないのだ。
座席はカウンターの10席のみ。

メニューにもやっぱり上下逆で「ラーメン」と書いてある。
「特製ラーメン」や「わかめラーメン」などはふつうのところを見ると、何か意味があるのだろう。

今回は「ラーメン(逆さま)」400円を注文。

出てくる間に気になっているところを店長に聞いた。
「ラーメンの文字が逆さになっているのは、何か理由があるんですか?」
「先代がそうしていたんで、理由はわからないんです」
「すると地球上で2番目にうまい店というのも?」
「すいません、詳しくはわからないんです」
なんと、気になっていたことは聞けずじまい。
そんな謎を残す展開に、周りを見渡していると気になる新聞の切り抜きを発見。

どうやら紅生姜と辛子高菜を初めてラーメンにのせることを考案したらしい。
「そうですよ、それは本当です」
今や、福岡の様々なラーメン店に置いてある紅生姜と辛子高菜の文化がここ発祥だったとは。
創業して58年という歴史を実感した。

歴史にのっとって


そんなところで「ラーメン(逆さま)」が登場。
豚骨と鳥ガラを合わせたスープは昔ながらの懐かしい味がする。
少し麺をすすった後は、歴史にのっとり

味変アイテムを投入。
かなり辛い高菜に紅生姜のさっぱり感がマッチ。58年のタッグは熟練の域だ。

ちなみにこれがその2つ。高菜は自家製とのこと。

どうやら木久扇師匠も気になっていたらしい。

狭い店内の随所に歴史を感じるお店だった。

星野拓

ライター

見た目は30代、本当は20代な理系ライター。自らの研究対象を料理に変え、福岡の街でフィールドワーク中! 食べるのに夢中で職務を忘れるのが玉に瑕。好きな栄養素は炭水化物とアミノ酸。

■店舗情報

店名 のんき屋 高砂店
ジャンル ラーメン
TEL 092-531-2901
住所 福岡市中央区高砂2-9-21

交通手段 西鉄バス「高砂2丁目」停留所すぐ
営業時間 月~金 11:00~14:50
土、日・祝 11:00~18:00
定休日 不定休

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