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大濠公園にある人気店「讃岐うどん茶ぶ釜」で秋限定きのこフロマージュうどん! 讃岐うどん 茶ぶ釜(中央区大濠)

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  2017/09/10   ※記事公開時の日付です

好きなうどん屋があります。

うどん1杯にいくら出せるかこれまで何度となく考えてきたけれど、ここのうどんなら1杯1000円でもいい。8月に「ビシソワーズうどん」を食べに行ったときにそう確信して以来、すっかり「茶ぶ釜」ファンになってしまったのです。

お店の場所は大濠公園すぐそば。

「ミスタードーナツ」のあるあの角です。週末昼の客層はファミリー6割、カップル3割、その他1割といったところか。店内はテーブル席がメインで、子ども用の椅子も貸し出してくれます。

オープンは2014年。店主の体調不良により一時閉店していたそうですが、今年6月に再オープンしました。

お酒が呑めるから好き。

目当ての麺は、先日リリースされたばかりの「きのこフロマージュうどん」。せっかくだから天ぷら盛り合わせと日本酒も頼んでおきました。

オーダーから10分弱くらいで「天ぷらの盛り合わせ」が到着。

薄めの衣でサクッとあがっています。海老天1尾、かしわ天2枚、なす、かぼちゃ、しいたけ。

かしわ天、低温調理されたみたいにしっとりと揚がってます。

糸島の農家がつくった無農薬野菜を使っているとのこと。たしかに、どの野菜も色が濃くて少し大きい。野菜だけの天ぷら盛り合わせもありますよ。

お酒は「杜の蔵」の純米吟醸(グラス600円)をセレクトしました。暑かったので冷で飲みたくて。「十旭日」、「庭のうぐいす」、燗には「竹鶴」の純米、純米にごり、生もと純米など。酒呑みにはたまらないラインナップですね。

ついに、きのこフロマージュ!

そして「きのこフロマージュうどん」(930円)到着!

メニュー表によると、「じっくり火を通して旨味を引き出したきのこに、クリームチーズを合わせてペーストに」したとのこと。

そのペーストが麺全体に薄く絡んで、器がテーブルに置かれた時にふわりときのこの香りが!

きのこのペーストは麺の上にもあり、少しずつ崩しながら、あるいは一気に麺に混ぜて食べるというわけですな。パルミジャーノチーズとブラックペッパーの香りも刺激的です。糸島・ミツル醤油さんの生成り・うすくち醤油を回しかけて、いただきます。

ペーストは、とにかくきのこの香りがすごい。トリュフオイルか? とも考えながら、アッシュされたきのことクリームチーズをちびちびと食べます。

使ってるのはしいたけやしめじ、舞茸かなあ。
飾りにはフリーズドライのようなしいたけとハナビラタケ。見た目も美しくていいですね。

麺はどんな具合だろうとすすったら、意外にもぷにぷにとしたやわ麺。
ここの麺はコシもひきもしっかりとした艶っぽい讃岐うどんなんだけど、どうやら様子が違っています。
手打ちパスタのような、モチモチとした食感。フェットチーネみたいでおもしろい!

で、合わせる薬味が「青ねぎ」ときました。
ええ、これも案外合うんですよ。

ビシソワーズうどんも好き。

ちなみに、この前食べた看板メニュー「ビシソワーズうどん」(930円)もかなりおすすめ。うすくち醤油とカツオ出汁がキリっと決まっててパーフェクトな味わいです。

正直、この2杯を食べてから、うどんに対する考え方が変わりました。讃岐うどんに1000円出すなんて、と思っていましたが(香川育ちなものでごめんなさい)、「茶ぶ釜」の創作うどんには間違いなくその価値があります。

醤油と出汁の香り、コク、甘み。創作麺の完成度。店主の料理センスが抜群なのは確実です。

季節限定なのであと何回食べに行けるかな!
ちなみに、かけうどんは(温・冷)430円。うーん、ほんとに安い!

安永真由

ライター/ディレクター

ラーメンやうどんなど麺類を愛する。ほかにはカレー/卵料理/純喫茶/洋食/古い店/お酒全般。辛いものを食べるときは汗だくになります。

 

■店舗情報

店名 讃岐うどん 茶ぶ釜
ジャンル うどん
TEL 050-1008-4794
住所 福岡県福岡市中央区大濠3-2
交通手段 地下鉄空港線大濠公園駅下車、徒歩約5分。西鉄バス「大濠公園」または「黒門」バス停下車、徒歩すぐ
営業時間 11:00~14:30(L.O.)、土日のみ17:00~20:00(L.O.)も営業
定休日 火・第1月

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