旅行や日々のグルメ探訪に!ライターが自腹で本気レビューする福岡のレストラン情報

千円札一枚でちょい旅気分 古民家カフェのヘルシーランチ 日和日(中央区今泉)

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  2016/08/23   ※記事公開時の日付です

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大名から薬院へ抜ける上人橋通り。この辺りではチェーン店はほとんど見かけず、店主ひとりで営む個性的な店によく出会う。
日和日は通りから一本路地へ入ったところにある。表のベンチには赤い布が敷かれ、番傘が立てかけられている。

初めて見たときには、
「茶屋だ!こんな街中に、茶屋があるぞ!」
と、内心では大変盛り上がっていた。
20代前半のころはあんなにも流行りのカフェやイタリアンに惹かれていたのに、近頃は和風で年数が経っていそうな店ばかりに目がいってしまう。

古民家は創造力をかきたてる

店はオープンからまだ2〜3年。築70年の古民家を改装したそうだ。のれんをくぐり、戸を引くとどこか懐かしさを感じる。天井には黒く塗られた立派な梁。店の中央に一枚板のカウンターがあり、奥には畳の座敷がある。

ここは福岡都心部で今は平成で、私は現在一人ぼっち飯の最中なのに。なぜだか、町はずれの田舎で今は昭和で、仲間に囲まれた食卓にいるような気持ちになる。
テーブル席からキッチンを見ると茶釜から湯気が沸いていた。壁面の棚には焼き物のコーヒーカップがきれいに並んでいる。

「あら、久しぶりねえ。ちょっとうちにあがって珈琲でも飲んでいってよ」
「え、いいの。じゃあお呼ばれしちゃおっと」
「お隣さんにも声かけるわね。窓から呼んだほうが早いわ。田中さーん!」
なんて、のどかなご近所づきあいを想像してしまう。

優しい優しいヘルシーメニュー

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ランチメニューは「季節のわっぱ御膳」(1800円)と「わっぱ御膳」(1000円)の2種類。この日は財布に1072円しか入っていなかったので(はて?)、価格が税込みであることを確認したうえで「わっぱ御膳」を注文した(ほっ)。

メインに小鉢3品と茶わん蒸し、ご飯、味噌汁にドリンクが付く。この日のメインは、豆腐と白身魚のすり身天ときの子の和風あんかけ。小鉢は酢の物とかぼちゃ、卵焼きとサツマイモ。どれも優しい味付けで、素材の味を引き出している。
ご飯は十六雑穀米でヘルシー。心と体に栄養補給したいときに、ぴったりの店だ。ランチタイムは11時~15時まで。価格はすべて税込みだ。

古林咲子

はらぺこライター

まもなく30歳のはらぺこライター。くりしん師匠にその食いっぷりを認められ、月に一度「ぶらりふとり旅」の代打を務める。夜は“今泉の咲子”になる。

 

■店舗情報

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店名 日和日
ジャンル 和食、カフェ
TEL 092-791-4651
住所 福岡県福岡市中央区今泉2-4-6
交通手段 薬院駅より徒歩8分
薬院大通駅から344m
営業時間 【火~土】
ランチ 11:00~15:00(ランチL.O.14:00 ドリンクL.O.14:30)
【火~土】
ディナー 18:00~24:00 (食事L.O.23:00 ドリンクL.O.23:30)
【日・祝】
ランチ 11:00~15:00(ランチL.O.14:00 ドリンクL.O.14:30)
ランチ営業、夜10時以降入店可
定休日 月曜日

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